闇の子
もはや太陽になれない
私がこの身を差し出しても
君の今日一日の暖にさえなり得ないのだろう
美しい薔薇になれない
私がこの身をひれ伏しても
君の安らかなる寝床を提供などできないだろう
もはや心癒す猫でさえない
私が足元にうずくまっても
君のなつかしい手に抱かれることはなく
ピエロのようにおどけても
あふれる涙を隠すことはできない
掴んだはずの青い鳥を吐息ひとつで逝かし
摘んだはずの花束を塵に変えるこの手を憎む
夜の帳に紛れながら君の瞳に怯えながら
もはや太陽になれない
私がこの身を差し出しても
君の今日一日の暖にさえなり得ないのだろう
美しい薔薇になれない
私がこの身をひれ伏しても
君の安らかなる寝床を提供などできないだろう
もはや心癒す猫でさえない
私が足元にうずくまっても
君のなつかしい手に抱かれることはなく
ピエロのようにおどけても
あふれる涙を隠すことはできない
掴んだはずの青い鳥を吐息ひとつで逝かし
摘んだはずの花束を塵に変えるこの手を憎む
夜の帳に紛れながら君の瞳に怯えながら
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