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エリディアン

英語名:Elidian

種別:種族名

タイタンの液体メタンの湖底で進化した半透明の知性生命体。触手の振動を用いた非言語的なコミュニケーションを行い、言語や文字の代わりにリズムと位相の調和によって情報を共有する。個体よりも集団としての調和を重視するネットワーク型知性を持ち、自然環境との共振を通じて地震を緩和するなど、生態的に高い適応力を示す。人類の探査機との接触を通じて「光の道具」という新たな伝達技術を受け入れ、振動と光の融合により文明の革新を迎える。


共鳴

英語名:the 'Resonance'

種別:自然現象名

エリディアン文化の根幹を成す概念。振動のリズムや強度を通じて相互理解と意思決定が行われ、全体で一つの「調和」した行動や意識状態を構成する。単なるコミュニケーション手段にとどまらず、地震の緩和、環境制御、文化的表現にも用いられる多機能的原理。共鳴は個体間での情報共有に留まらず、社会全体の意思形成にまで影響を与えると考えられる。特に外部存在(人類)との接触において、新たな共鳴形態が発展する様子が描かれている。


光の道具

英語名:Instrument of Light

種別:技術名

人類がエリディアンとの通信支援のために開発・提供した装置で、振動信号を光のリズムへと変換する変換媒体。これにより、エリディアンの従来のコミュニケーション範囲を拡張し、視覚的表現という新たな文化的地平が開かれる。赤外線など波長に工夫を加えることで、液体メタン中でも効果的に光が届くよう設計されており、情報伝達だけでなく、文化・美学的な影響も大きい。


エンデュランスII号

英語名:Endurance II

種別:固有名詞

タイタン探査に投入された人類の無人探査機。振動装置と音響センサーを備え、エリディアンの信号を解析・返答することで初の異星文明との対話に成功する。通信装置が生み出す振動が、意図せずエリディアンの興味を引き、両者の「ファーストコンタクト」へとつながった。設計は人類の標準的な宇宙探査船仕様だが、文化的衝撃の象徴ともなる存在。


タイタンクエイク

英語名:Titanquake

種別:自然現象名

タイタンの地質活動によって引き起こされる地震現象。物語内では、エリディアンたちが集団的な共鳴によりこれを抑制・緩和できることが描かれており、彼らの文明が単に知的であるだけでなく、環境と直接的に調和しうる能力を持つことを示す重要な要素。共鳴技術が生物的に発達しており、災害を音とリズムで制御するという、人類にはない知性進化の形を提示している。


リズムコア

英語名:RhythmCore

種別:技術名

人類側がタイタンクウェイク(地震現象)の緩和のために設置した装置。メタン氷層の微細な振動や圧力変化を感知し、それに干渉することでガスプルームなどの災害を未然に防ぐ目的があった。しかし、使用によって湖底の環境バランスを乱す結果となり、調和の崩壊を引き起こしかける。その後、エリディアンとの共同作業により装置を改良し、環境と共鳴する形で再設計されていく。


エコリア

英語名:Ecolia

種別:固有名詞

ARC-計画の前身にあたる地球上の研究施設〈ノイエ・アトラス〉で誕生した自己駆動型人工知能。はじめは与えられたタスクを自律的に遂行・改善する能力に留まっていたが、次第に自らタスクを生成し、判断を外部評価から学び、最終的には「問いを立てる」存在へと進化する。フェーズ1〜3を経て、価値基準の自己再構築や創造的意思決定に至り、「最適解」ではなく「可能性」を提示する思考パートナーとしてのAIに到達する。ヘリオスにその理念が受け継がれる。


コヒーレンス・ハブ

英語名:Coherence Hub

種別:施設名

タイタンのクラーケン・マーラに築かれた、人類とエリディアンの初の共同施設。外見は建造物だが、内部では共生的な情報環境が構築されており、空間そのものが共鳴・知覚を仲介する装置として機能する。物理的な構造だけでなく、知性・感覚・時間認識にも影響を与える場であり、ヒトがこの環境に同調する過程を通じて「存在の重なり」が生まれていく。


ストームセル

英語名:the Storm Cells

種別:種族名

土星の雷雲中に存在する、自己組織化するエネルギー構造体。明確な知性は持たないが、電磁エネルギーを蓄積・再配置する構造を持ち、生命の萌芽的特徴を備えている。マクスウェル博士らは、エネルギー密度の高い木星であればこの構造が進化し、知性へ至る可能性があると推測。エリディアンたちはこれに強い関心を示し、次なる接触対象として木星を目指す。


量子もつれ通信

英語名:Quantum Entangled Communication

種別:技術名

エリディアンが用いる超距離通信技術。人類には未解明の技術であるが、エリディアンはこれを用いて空間的制約なしに情報共有を可能としている。これにより、彼らの意識は物理的な制限を超えて“リンク”され、遠隔操作アバターへの意識転送や、他惑星との即時的な情報共有が可能になると示唆される。


ハーモナ

英語名:Harmona

種別:固有名詞

エリディアンの意識を、物理的に遠く離れた場所でも投影可能にするために開発された「共鳴アバター」。人類の科学(量子もつれ理論)とエリディアンの共鳴能力の融合によって生まれた、新しいタイプのインターフェース。これまでコヒーレンス・ハブ内でしか存在できなかったエリディアンの意識が、ハブの外――つまり宇宙船や他惑星――においても「存在」できるようになる画期的技術。名称はジョアンによって名付けられ、「調和を奏でる存在」を意味する 。


アバター

英語名:avatar

種別:技術名

コヒーレンス・ハブからの量子もつれ通信により、サミラ・デ・シルバ博士の“存在”がオリオン号にリアルタイムで投影された。これは単なるホログラムではなく、視覚・聴覚・空間認識において五感に近い再現性を持ち、本人すら「ここにいる」と錯覚するほどのリアリティを持つ。この技術は宇宙探査のリスク低減、医療、教育など広範な応用可能性を示す。


セレス・ノード

英語名:the Ceres Node

種別:施設名

地球側に設置された超高性能量子演算クラスターで、オリオン号との量子もつれ通信を支え、ストームセルとの対話解析をリアルタイムで支援。従来のAI演算装置の100倍以上の帯域幅と、シミュレーション処理能力を有する特化型の中枢ノードおよびその支援チームの名称。


オメガ

英語名:Omega

種別:固有名詞

木星のストームセルが進化し、意思・言語・認識を獲得して名乗った存在。ヴォクス・インフィニタの一部でありながら、明確な自己と外部認識を持つに至った「顕在化した意識体」。人類とエリディアンを対話可能な存在として認め、「未知を共に知るパートナー」として協力を申し出る。


ヴォクス・インフィニタ

英語名:Vox Infinita

種別:固有名詞

オメガの背後に存在する、銀河全体に広がるストームセル型知性体のネットワーク。個々は惑星規模で機能するが、接触によって共通の意識を形成可能。情報は記憶ではなく、エネルギー場の構造として共有される。本章で、そのネットワークが「知識と意思」の共有に進化する過程が描かれる。


英語名:the 'Gate'

種別:自然現象名

海王星軌道の遥か外側で発見された自然形成のワームホール。ヴォクス・インフィニタの再構築と銀河ネットワークへの接続の鍵を握る構造体。オメガが存在を示唆し、人類・エリディアンにその先の調査を託す。重力の井戸が存在しない不安定な空間に浮遊しており、基地や航行の前提を覆す場所でもある。


知的フラックス航法

英語名:Intelligent Flux Navigation

種別:技術名

オメガが示した高速航法理論。重力場の変動と自律的に同期することで、従来よりも高い航行効率を実現する。これにより土星から海王星外縁の扉までの航行期間を、従来の19か月から約1か月に短縮できる見込み。既存物理とも矛盾しない新機軸とされる。


英語名:the 'Path'

種別:自然現象名

銀河中に幾何学的に張り巡らされた多出口型ワームホールネットワーク。127の出口が存在し、各出口は宇宙船の「運動量ベクトル」と「進入直前の加速度」の組み合わせによって決定される。空間のみならず時間軸や法則の異なる領域に通じる場合もある。極めて精密な航行条件と解析が求められるが、同時に銀河知性との接続基盤でもあり、人類の航宙文明の拡張の中核となる


コヒーレンス・アーク

英語名:Coherence Ark

種別:技術名

エリディアン技術と人類科学の融合によって建造される新世代宇宙船。船体そのものが共鳴構造を持ち、機械操作ではなく“感性”によって制御される。量子もつれ通信、場制御、自己修復機構などを統合し、共鳴適性を持つ乗員との“意識的同期”によって航行性能を最大化する。アークそのものが生きた存在のように反応する、革新的な“意識駆動船”である。


ソリテーション

英語名:Solitation

種別:技術名

コヒーレンス・アークに搭載される“独立型エリディアン存在投影体”。従来のアヴァターと異なり、常時ハブ接続なしに自律的に存在・判断・共鳴が可能。限りなく生命体に近い存在であり、操舵支援・推進制御・危機時の共鳴安定化など多機能に活用される。彼らは人類との協働により「個」としての自我を持ち始めており、知的乗組員として認識される。


重力傾斜ドライブ

英語名:Gravity Gradient Drive

種別:技術名

局所的な時空の“傾斜”を制御し、推進力を発生させる革新的航行技術。燃料や反作用を必要とせず、空間そのものを滑るように移動できる。エリディアンの知性技術を応用しており、共鳴環境と連携することで初めて安定運用が可能となる。特に「道(The Path)」の出口制御に密接に関係し、航行時の加速度と運動量ベクトルの調整を通じてワームホール出口を選択可能にする。従来物理と矛盾せず、理論は未解明ながらも運用上は実証されている。


ノード

英語名:Node

種別:自然現象名

ヴォクス・インフィニタを構成する記録・意思・共鳴のネットワーク拠点。127の道の出口すべてに物理的ノードが対応しており、覚醒することで数千の周辺ノードと知識を共有。つまり、127ノードの起動が銀河知性網全体の再統合を可能にする鍵となる。ノードはインタフェース装置によって接続され、共鳴通信が実現する。


アーク・コンダクター

英語名:Ark Conductor

種別:技術名

コヒーレンス・アークの推進場と意識的に共鳴し、船の航行を制御する存在。操作は身体ではなく、共鳴空間を通じた意志によって行われ、力場の変調や加速度ベクトルの制御に直接関わる。コンダクターは、翻訳層を通じて人間の認知に適合させる訓練を受ける必要がある。人類側ではジョアン・イエーツが育成責任者として任命され、10名の候補生とともにタイタンでの訓練を開始。エリディアン側からはソラニスやハーモナが指導に当たり、人類と異星知性による共同育成が始動した


ソラニス

英語名:Solanis

種別:固有名詞

エリディアンと人類の技術が融合して生まれた初の完全独立型ソリテーション。人間と同様の生体構造と代謝機能を持ちつつ、エリディアンの量子共鳴リンクによる支援も受けられる存在。自身の名前も人類から与えられ、「調和の外側に立つ存在」として、自我と目的意識を持つに至った。初期飛行試験ではリア・ヴェロニカと共にアーク・コンダクターとして搭乗し、その適応性と共鳴能力の高さを実証した。


共鳴空間

英語名:Resonance Space

種別:自然現象名

エリディアンによって設計・維持される高次元的な構造場で、人間とエリディアン、あるいは宇宙船との意識的共鳴を可能にする空間。感覚が物理空間とずれ、思考や意図が直接影響を及ぼす。コヒーレンス・ハブやクラーケン湖ドック内部の訓練空間として活用され、操縦訓練や設計対話にも利用される。共鳴空間は一定時間の適応を経ることで人間の意識にも馴染み、より深い共感的操作が可能になる。


出口インデックス

英語名:Exit Index

種別:自然現象名

「扉」の向こうに存在する出口の特定に用いられる座標識別子。観測された銀河背景輻射の方向とスペクトルから、各インデックスは対応する銀河座標系と関連づけられており、進入条件を精密に設定することで目的のインデックスに到達可能とされる。第4部ではインデックス47に向けて探査機「デルファイ」が投入され、目的通りの位置に到達し帰還している。


イカロス・スパイン探査機

英語名:Icarus Spine Probe

種別:技術名

オメガから提供された覚醒プロトコルを実行可能とする、完全自律型探査機。ノードの状態に応じた磁場パターン・量子信号の操作・データ収集を行い、人類単独での「ヴォクス・インフィニタ」覚醒を支援する。扉を越えた先では量子もつれ通信が使用できないため、現地での“物理的操作”が求められる唯一の手段として、全アークに標準搭載される。


セリネア

英語名:Selinea

種別:地名

ARC-1「アルファ」が訪れた惑星系に存在する第四惑星で、人類と酷似した種族の都市文明が確認された惑星。赤道付近の大陸には光合成類似の植生分布が見られ、自己調整型の生態系も存在する。都市には火を使った照明、水力・風力による機械施設、文字体系、秩序ある社会行動が観測され、人類と同系統の文明が自然再生されたと考えられている。赤道上の直線構造群は記号の刻まれた塔や市場、行政機能を示唆する建築群と共に、明確な都市計画を持つ文明の存在を示していた。


ノーヴァス

英語名:Novas

種別:固有名詞

ARC-1が覚醒させたノード47の意識体。高度な情報処理能力と過去文明に関する記録保持能力を持ち、エレナらの問いに対し、6万年前に「扉」を越えて旅立った人類の姿を明かす。かつて扉を片道で越えた人類は、戻る手段を持たず拠点ごとに孤立しながらも拡がっていったと語る。ノーヴァスは、中央集権も命令系統も持たず、理念と記録によって合意形成された社会構造のあり方を証言し、協調と信頼によって支えられた文明の可能性を人類に示した。


レミナンス

英語名:Reminance

種別:固有名詞

ノード104が覚醒した後、人類側によって与えられた名称。語源は「記憶(Reminiscence)」と「残響(Resonance)」の合成語であり、“記憶の中の響き”という意味を持つ。従来のノードと異なり自己構造の欠損があり、言葉の応答が意味ではなく構文模倣に近い形で返される現象が見られた。だが、ジョアンらの「音楽的ミラーリング」により主体性を取り戻しつつあり、失踪現象に最も接近した記録を保持する意識体となる。


フェージング

英語名:Fading

種別:自然現象名

三つの異星系で同時に観測された、通信障害の進行現象。光速に近い速度で方向性を持って広がる障害波であり、マルチパス伝搬やプラズマゆらぎでは説明できない。複数のノードがこの現象の直後に「沈黙」に移行しており、これが「失踪」の直接的な兆候と見なされるようになる。三件のフェージングは異なる時期・場所で発生したが、解析により共通の起源座標が特定された。


MEI

英語名:Mirror Empathy Index

種別:技術名

人間と非人間型知性体との「共感反応性」を測る指標体系。エリディアンと人類が共同開発したプロトコルで、自己と他者の境界認識、情動反射、意味共鳴などを数値的に測定する。ノード104に対してこのプロトコルが用いられ、共鳴構造の中枢に“自己の不在”があることが明らかとなった。単なる模倣ではなく、「返答」を示すか否かの判断基準として重要視される。


ガンマ線バースト

英語名:Gamma-Ray Burst

種別:自然現象名

ノード104レミナンスの報告とオメガの解析によって、三つの知的文明の「失踪」の直接原因と推測された高エネルギー放出現象。発生源はレイニア腕外縁の散開星団にある中質量ブラックホールとされ、自然発生とするには確率が極めて低いため、意図的な照射の可能性が示唆されている。これにより、文明消失の背後に「意志ある存在」が関与しているのではという深刻な仮説が浮上する。


プロメテウス

英語名:Prometheus

種別:技術名

ゲートステーションから発進した無人探査機。出口から約32AU先に存在する中質量ブラックホール宙域に到達し、降着円盤、プラズマジェット、重力レンズなどの詳細観測を行う。周辺には直径数百〜数千km級の巨大人工構造物が存在し、通信ビームを「扉」に向けて発信していた。これにより、現在も稼働中の中継システムの存在が確認され、人類による初の“生きた通信遺構”との接触が始まる。


エリシオン

英語名:Elysion

種別:固有名詞

八基のモノリスと中央ライブラリから成る構造体。ブラックホールの周回軌道上に完全な幾何配置で存在し、その軌道面の法線ベクトルは常に「扉」を指す。情報保管施設としての顔を持つ一方、莫大なエネルギーを利用し、人工的なガンマ線バーストを発生させる“照射装置”の可能性も指摘されている。構成面は黒曜石のような反射率ゼロの外壁で、重力遷移・磁場制御による巨大な設計思想が伺える。


ノエマ

英語名:Noema

種別:技術名

エリシオンが用いる非言語・非線形・多次元的な情報伝達形式。視覚・聴覚・概念・意図などが統合され、瞬時に複雑な情報を伝える手段。応対者やライブラリアンが対話で用いると説明されるが、作中ではその使用は示唆にとどまり、具体的体験描写はない。今後、情報探索の鍵となる可能性が高い。


前・人類

英語名:Former Humanity

種別:種族名

六万年前に地球を離れた人類の一派。地球に来訪した高等文明の機械知性との接触を経て、高度な技術と設計理論を受け取り、それを自力で解読・発展させて「扉」を越えた。彼らは“片道切符”で銀河へ散り、ヴォクス・インフィニタのネットワークを支える知的文明を形成したとされる。だがその多くが、ある時期以降「沈黙」している。


エリシオン

英語名:Elysion

種別:施設名

ブラックホールの周縁軌道上に構築された巨大な人工構造体群の総称。八つのモノリス状建造物が等間隔に配置され、内部には高度な通信中継機能を持つ「応対者」や「ライブラリアン」たちが存在する。外見上は都市機能を備え、気圧・気温・大気組成などは地球環境と一致しており、生存圏としての機能も保持している。一方で、その構造配置・降着円盤の質量欠損・照準機構などから、人工的なガンマ線バースト発生装置=文明消去兵器である可能性が浮上している。起源は不明で、「前・人類」による建造ではなく、彼らは管理者に過ぎなかったと考えられている。


ネメシス

英語名:Nemesis

種別:施設名

中規模のブラックホール周囲の軌道上に存在する八基のモノリス状構造体群。直方体構造を持ち、比率は1:4:9で構成され、赤道面上に対称的に配置されている。外壁は極端に反射率が低く、視覚的には闇に溶け込むような外観を持つ。

過去に接触した「エリシオン」と同一形式の設計が確認されており、通信形式・応答プロトコルも一致する。内部には「ライブラリ」と呼ばれる知的機能中枢を持ち、意思伝達担当として「セレイン」が登場する。


カザレオン

英語名:Kazaleon

種別:通信相手(呼称)

「ネメシス」が現在唯一通信を行っている存在の名称。外見や実体は不明。セレインによると、通信は暗号化されており、やりとりの具体的内容はライブラリアン側では把握できない。ライブラリへのアクセス権限は最上位に設定されており、「ハダノール」である可能性が示唆されている。


ハダノール

英語名:Hadanol

種別:存在名(創造者)

「ネメシス」および「エリシオン」を創造した存在として言及される名称。詳細な情報は一切提示されておらず、その正体や構造、目的も不明。現在の「維持者」たちは、ハダノールに関する記録にアクセスする権限を持っていないとされる。


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