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大好きな先輩に告白したけど振られたので友達から初めてみた

作者: 時崎 ゆい

初めての作品なのでどんどん批評してください。

僕、日野 裕太は今日大好きな先輩 星川結菜先輩に告白する。


先輩と初めて会ったのは中学3年生の頃、学校見学に行こうとしていた僕は初めて行く場所というのもあり迷子になっていた。

そんな時に先輩は優しく声をかけてくれて僕を学校まで案内してくれた。

正直言って一目惚れだった。それから、学力的に少し厳しかったけど先輩に会うために猛勉強した。

そして なんとか先輩と同じ高校に通うことができた。

そして今にいたる。


先輩に手紙で屋上に来てもらうよう書いたのでそろそろ来る頃だと思う(思いたい)。

そんな事を思っていると屋上の扉が開いた

「あなたが私を呼び出したの?」

前と違って声に少しとげがあるけど、ちゃんと僕の記憶にある先輩の声だ。

「は、はい!そ、その初めて会った時から一目惚れで、そ、その 好きです。付き合ってください」

言った、僕は先輩に告白した。

そう思った瞬間、

「ごめんなさい」

振られた。

「あ、あの理由を聞かせてくれますか...」

そう聞くと

「だって私あなたのこと知らないし。普通、告白ってゆうのはある程度こっちも相手を知ってないと、「一目惚れです!」とか言われても、困るんだよね。」

「た、確かに!そ、それなら...」

「うん?」

「友達からならどうですか!」

「友達?」

「はい!」

先輩に振られてしまったけど僕は諦められなかった。

だから、せめて友達くらいになりたい。そう思ってつい言ってしまった。

「や、やっぱり...」

「いいわよ」

「へ?」

友達になっていいと言ってもらえてつい変な声がでてしまった。

「だから、友達くらいならいいって言ってるの。あなたは他の男子と違って私 無理矢理迫ったりとかあと女子に人気がなさそうで私が嫉妬されなさそうだし。」

「本当ですか?」

「だから言ってるでしょ」

「やっったー!」

つい大声を上げてしまう。嬉しいからしかたない。

「友達になれたくらいで騒がしいわね。はいこれ私のLINEね」

「あ、ありがとうございます!」

「はい、はい。ほら帰るわよ。」

そう言って先輩は歩いて行く。

「先輩!一緒に帰りましょう!」

「やだ」

断らた。

「じゃあ、勝手に付いて行きます。」

「好きにしなさい。」

「はい!」

そう言って僕は先輩に付いて行った。


それから僕は先輩にほぼ毎日会いにいった。

最初は先輩も少し、というか凄く嫌そうだったけど僕は先輩の近くにいたかったので、毎日会いに行った。

先輩も最初は文句を言っていたが、それでも僕が会いに来るので諦めてくれた。


そんな関係が1年と少し立ったある日、僕は先輩に相談があると言われ一緒にカフェに来ていた。

「それで先輩、相談というのはどんなことですか?」

「好きな人ができた。」

「へ?」

先輩に好きな人ができた、できてしまった...

そんな僕の考えを知ってか、知らずか先輩は話を続ける。

「それでね、私の男子の知り合いは裕太しかいないから聞いてほしいの。頼めるかしら?」

「もちろん!」

すぐに答えてしまった。

本当はあまり聞きたくないけど先輩に頼られるとつい了承してしまう。

「ありがとう。私の好きな人はね、一言で言うと図太い人なの。」

「図太いと言うと?」

「周りからなんと言われようと決して自分を曲げない人よ。」

そんな人、学校にいたかな?

「他にはないかないですか。趣味とか。」

「う〜ん...あっ!甘いものが好きって言ってたわ。」

「それならカフェとかに誘ってみるとかどうですか?」

「何回を一緒に行ってるわよ。」

(何回も行ってるとゆうことはすでにデートをしてるとゆうことか)

と内心ガッカリしながら考える。

「あっ、先輩 弁当を作るのはどうですか?」

「お弁当?」

「はい。弁当を作って少しでも気があるとアピールしてみては。」

「それ良いわね。うん、そうするわ。ありがとう、裕太に相談して良かったわ!」

「それはどうも。」

「それじゃあ今日も遅いし帰りましょう。」

「はい。」

(明日は先輩とお昼をとらないほうがいいかな)

と思っていると先輩が振り返ってくる。

「明日、絶対に私のところに来てね。待ってるから。」

「へ?」

そう言って先輩は帰ってしまった。


次の日

「はい、お弁当」

そう言って先輩は僕に弁当をくれた。

「好きな人に渡さなかったんですか?」

「私、お弁当作るの初めてだから味見して欲しいのよ。」

そう言って 早く食べろ と目で訴えてくるので、とりあえず一口食べてみた。

「美味しい!」

「本当?」

素直に感想を言うと先輩は嬉しそうに聞いてきた。

「本当です。凄く美味しいです。」

「そう、よかった。」

嬉しそうな先輩を見て僕の胸は強く締め付けられる。

この嬉しそうな先輩の顔もいつかは僕以外の誰かに向けられる、そう考えると凄く辛い。

だから僕は決めた。

先輩から距離を置こう。

それから、僕は先輩から距離を置いた。すこしづつ会う機会を減らして、なるべく怪しまれないように。

そんな日が続いたある日、学校中にある噂が流れた。

それは先輩が告白されたというものだった。

この噂はすぐに広まった。

しかもこの噂で先輩が断ったというのが一切流れなかった。

だから僕は先輩が好きだと言っていた人はその人なんだなとおもった。

正直、凄く悲しいし辛かった。

そんな中、僕は先輩に呼び出された。


僕は先輩に呼び出された屋上に行きながら考えていた。

(多分、付き合いはじめたっていう報告かな)

と思いながら僕は屋上についた。

扉を開けるとそこに先輩がいた。

「来てくれたんだ。」

「当たり前です。それで何かあったんですか?」

僕が先輩にそう聞くと...

「私、あなたに何か悪いことした?」

「へ?」

先輩が変なことを聞いてくる。

僕が混乱しているなか、先輩は続けてくる。

「最近、全然会いに来てくれないし、連絡してもたまに返ってこないし...」

「それは先輩に好きな人ができたって言うから。僕が近くにいると

 先輩の好きな人が変な勘違いしてしまうと思って...」

「私が好きなのは裕太なの!」

「え...」

「私は裕太が好きなの!だからお弁当を作ったりして私なりに頑張ってアピールしようとしたの。

 なのに裕太は私から離れちゃって...」

先輩はそう言って何も言えて僕を見て聞いてくる。

「裕太は私のこと好き?」

そう聞いてくる。

そんなの決まっている。

僕は...

「好きです。初めて会った日からずっと。先輩のことが好きです。

 僕と付き合ってください。」

そう言って僕は先輩に手をだす。

「うん。いいよ。」

そう言って先輩は僕の手を握ってくれた。

「もう、絶対に私から離れないでね」

「当たり前です。」

そう言って僕は先輩の手を握る。

離さないよう強く。

「痛いからそんなに強く握らないで」

「ごめんなさい。」

ー終わりー


読んでいただきありがとうございます!

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