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白髪の君と過去の嫉妬

「ねぇ、なんで白髪なの?それ地毛?」


私が気になって聞いてみると


「地毛じゃない。この世界に来るとこうなる」


「ここに来た人間はなるのにお前はなってないな」


他の人間はなるのに私はならないんだ。


不思議だなぁ。


それよりも私以外にもここに来た人が


いるのだろうか。


「ねぇ、ここには君以外の人がいるの?」


「....お前が来る2週間前まで居た」


「今は居ないの?」


「俺が追い出したからな」


追い出した?


なにかその人は悪いことをしたのだろうか。


そんなことを考えていると


私が不思議な顔をしているのに気づいたのか


「そいつは俺の目の前でオバケを食べたんだ」


「え....?」


「どうした?自分と同じ種族が怖くなったか?」


そう言ってその子はニヤッと笑った。


「あ、そういえば自己紹介してなかったね!!」


私は重い雰囲気から逃げようと話を逸らした。


「私の名前は卯川水雲。君は?」


「もずく.....」


「私の名前、変でしょ?お母さんが漢字がいい感じだからって読みは気にしないで付けたんだって」


「......鳥井蒼空」


「蒼空ね!!覚えとく!!」


「初対面で名前呼びかよ...」


「いいじゃん別に!蒼空も私のこと名前呼びでいいよ」


「いや、卯川でいい」


「え〜」


「こんなこと話してないで早く行くぞ」


「はーい!!」




私はいつも自己紹介をする時、


いかにも自分が " 明るい人 " のように


振る舞う。


でも実際はそんなんじゃない。


私は人見知りで、ファッションも


全然わかんなくてセンスも無い。


ただの平凡な女子学生だ。


だからこそ、友達が出来ても上手くいかず


結局みんな離れて行ってしまう。


でもこれは自業自得だと思ってる。


それに、私は母子家庭だ。


私はお父さんの顔を知らない。


でもお母さんは今もお父さんを


想っているらしい。


よく、お母さんと水族館に行ったりするが


その時に、周りの家族が目に入る。


周りにはお父さんが居て私にはお父さんが


居ない。


なんて不公平な世界なのだろうか。


度々そう嫉妬する。

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