ep24「約束」
迷宮のように連なった地下空間。庁舎地下の戦場を見渡してみると、通路の先は傷だらけの黒い腕に塞がれていた。
〈御霊〉の太い腕が抑え込んでいるのは、全長3mほどにダウンサイジングされた鉄蜘蛛の一体。強引に召喚された〈御霊〉は、壁を引き裂きつつ鉄蜘蛛を押し潰している。
「屋内専用の鉄蜘蛛か、だがな……ッ!」
幻也は満身創痍の身体に力を込めると、腕を振り下ろす。すると黒い腕は忠実にその動作をなぞり、通路の先で鉄蜘蛛を容赦なく叩き潰していた。
神木製装甲は、降り注ぎ始めた5.56mm弾頭をも弾く。幻也は進路を塞いでいた敵兵たちに向け、再び〈御霊〉の拳を放っていた。
通路の先から上がる悲鳴。突風を伴う衝撃の後に、道が開ける。
「ヨノマモリヒノマモリオオイナルカナケンナルカナイナリヒモ――――」
幻也は背に死体を引き連れると、躊躇うことなく血塗られた道を走り出す。
道の先には、いくら走っても近付けないかなえの幻が見える。今にも決壊しそうな感情で歪むかなえの表情は、悲痛な声と共に心を締め上げる。
『ぱぱ、もういいのです。来ないで』
銃弾を身に浴びて走る。
幻也は皮膚を貫く鉛弾に構うことなく、疾風のように敵兵の懐に飛び込んでいた。頑丈な防弾繊維さえ拳で突き破ると、体内から木質化させて呪い殺す。
『いたそうです。だからもう……もういいよ、ぱぱ』
ずるりと血まみれの手を引き抜いた途端に、幻也は再び弾雨を浴びせられていた。直後、足元に転がって来た手榴弾が炸裂し、視界がホワイトアウトする。
だが、男は止まらない。
膝から下が吹き飛んだ脚をかばいながら、代わりに生えて来た根で体重を支える。走る。すかさず応射して敵を撃ち殺す。
『かなえが……っ、かなえがいるからぱぱはいつもいたそうなの? かなえはもう、くるしそうなぱぱなんてみたくない……!』
とうに退き返せないほどに木質化が進んだ身体を引き摺り、幻也は次々に敵を手に掛けて行った。もはや人間とは呼べない腕を振り上げ、銃声の中で血を吐くような叫びを喉から絞り出す。
「人間でいたいなんて端から思っちゃいなかった……どうでもいいんだよ、そんなことは! 俺は変わったっていい」
十年前と変わらずパパと呼んで貰える、ならばどんなに堕ちて行こうとも恐れる事など無い。
戦場を行き交うのは、自らの人の道を外れつつある一人の男、そして黄泉を踏み越えた死人たち。
飛び交う5.56mm弾頭を物ともせずに突進する死体は、視界に入るだけでも10体は下らない。幻也はこちらへばたばたと走って来る肉壁へ向け、通常手榴弾を放っていた。
起爆。自らの周囲に固めた肉壁で爆発を凌ぎながら、幻也はずたずたに穿たれた死体に向けて前進を命じる。
「道を、開けろ!」
敵の手札である死体と、幻也の操る死体が組み付き合う。脳髄のリミッターから解き放たれた筋繊維は異常出力を発揮し、ぶちりと腕が引き千切れてしまうのも構わずに取っ組み合う。
肉塊と肉塊が粘着質に絡み合い、原型を失っていく地獄を横目に幻也は前進していた。
鉄蜘蛛もまた、死体などには脇目も振らずに迫って来る。
「パパはな、ずっと逃げていたんだ」
『にげていた……ぱぱが、ですか?』
「パパは弱いから、だからずっと大事なことを聞けなかったんだ。それで全部が無駄だったと分かるのが怖くて、聞けなかった」
かなえが何処かに一人で取り残されているというのなら、救ってやりたい。
そんな想いを抱いている限りは、あの夜に見た異形の少女はかなえであって、それを助けたいと願う自分は水鏡幻也でいられた。
本当の娘ではない事くらい、もう分かり切っている。
それでも幻也は血に塗れた手を、小さな背に向けて精一杯に伸ばす。
「たとえ全部が嘘だって良いんだよ、かなえ」
植え付けられた記憶の中で、親子だったと信じ込まされていた。たとえそれが真実だったとしても、かなえとの再会を望む自分は確かにここに居る。
もはやそれだけが、唯一確かな真実だった。
弾けるようなかなえの笑顔、笑い掛けてくれたあの記憶が偽りで無いのなら、それ以外は全てが嘘だろうと構わなかった。
だから、かなえが泣いている事だけが、今は辛い。
「だからかなえ、そんな顔はしないでくれ。パパはかなえに救われて来た、きっとここまで来ることだって出来なかった。だからな……だから、聞かせてくれ」
たった一言、言ってくれさえすればいい。
その一言さえあればもう何も恐れることは無い。幻也は決して届かない幻を見つめ、自らを殺さんと放たれる弾雨の中で立ち止まっていた。
赤く、黒く、もう二度とあの夜には戻れぬほどに醜く汚れ切った手を、殺意の雨に逆らうように差し出す。
「また、パパと手を繋いでくれるか?」
『かなえは……かなえは、ぱぱと一緒に――――!』
「分かった。もう手を離したりしないよ」
それだけで十分だった。
もう一人になんてさせるものか、そう決意出来たならもう恐れるものなど何も無い。生霊となってまで会いに来てくれたかなえを、今度は迎えに行く番だった。
「約束だ」
木質化した身体といえども、もう敵を止めることは出来そうになかった。
通路のあちこちから小型の鉄蜘蛛が溢れ出し、もはや逃げることも進むことも叶わない。包囲網が完成し切った地下迷宮の只中で、幻也は意思を持たぬ鉄蜘蛛の群れに絡め取られていた。
戦っても勝ち目はない、と彼は理解する。
そして懐から抜いた拳銃には、たった一発の弾が装填されていた。
「もう、これ以上待たせたりしない」
たとえ心臓が鼓動を止めようとも。
幻也が押し当てた銃口は、自らの心臓を撃ち抜いていた。
* * *
大規模な電算システムが整備された地下フロアに、犬山はたった一人で佇んでいた。
壁面にびっしりと張り付けられた呪符により、結界化された閉鎖空間。モニターの薄明りが支配する大部屋の只中にあって、その視線は一点に注がれる。
「今、動いたのか」
犬山が見つめるモニターには、呪物を封じる凍結槽の映像が映し出されていた。まるで眠るように瞼を閉じた少女の姿は、リアルタイムの監視映像に他ならない。
零下198度まで冷却された超低温の棺。
液体窒素に漬け込まれた少女型の呪物は、今や意識さえ保てていないはず。だというのに、先ほど僅かに口元が動いたような気がしたのだ。
――――気のせいだ。
犬山は一旦外した眼鏡をかけ直し、息を吐く。
部屋の外から聞こえて来る戦闘音もすっかり静まり返り、今はサーバーの冷却音以外に何も聞こえてこない。水鏡幻也を阻止すべく繰り広げられていた戦闘は、終わったのだ。
じきに状況も分かる。犬山は形容しがたい想いに駆られるままに席を立っていた。
「裏切り者には死を、か。お前も呆気なかったな」
そして、後頭部に冷たい違和感を覚えた。
犬山はそれだけで全てを察すると、ゆっくりと両手を上げて行った。暗転したモニターには黒い人影が映り込み、既に背後で拳銃を突き付けられているらしいと分かる。
「水鏡か」
「先に裏切ったのは俺か、それともお前なのか」
「今さらどうでも良い事だ。だが、一体どうやってここまで来た」
鼻孔を刺激する血臭は、犬山もようやく感じられるようになっていた。自分が術中に嵌められていたのだ、と今さらながらに理解が及ぶも既に遅い。
そして、幻也が一体何をしたのか。
白髪と化した幻也の姿を目にして、犬山は初めてその行いを理解していた。答えはあまりにもシンプルだった。
「参ったな。水鏡……さてはお前死んで見せたのか」
「ここの鉄蜘蛛たちが標的にしていたのは、俺の心臓の鼓動だったからな。だから自分で止めて感知を潜り抜けた」
「そして死んだ心臓に呪いをかけて、自分でまた動かしているという事か。魂呼ばいをそんな事に使う奴は初めて聞いたよ」
魂呼ばいを使えば、死体を再び駆動させることが出来る。一度死んだ心臓だけを動かすことも、確かに理論上は可能なはずだった。
常世の一線を越える事で、幻也という男は鉄蜘蛛の群れを難なくすり抜けていたのだ。魂の在り処を喪った死者として。
後頭部に突き付けられた銃口が、静かに押し込まれる。
「鉄蜘蛛を止めろ」
「無理だ、私が死なない限り止まらない術式を組んである」
「……止めてみせろ」
「悪いがテロリストの要求には答えられない。そういう仕事だからな」
両手を上げる犬山、銃を突きつける幻也。両者の間で交渉が決裂するやいなや、室内には四発の銃声が響き渡っていた。
懐から拳銃を抜こうとした犬山は、しかし、間に合わずにその場で倒れる。撃たれた四肢からは徐々に新芽が吹き出し、骨をも砕いて肉体を侵して行く。
「ぐ……ッ」
「呪装徹甲弾だ。もう呪いは止められない。犬山、お前はあと数分も経たずに確実に死ぬ」
「拷問のつもりか……随分と悪趣味な手を使う」
「早く楽になりたかったら質問に応えろ」
槐の呪いに神経を侵される激痛は、末端から四肢を切り刻まれて行く痛みにも等しい。額に脂汗を浮かべる犬山は、既に幻也の足元で耐えがたいほどの苦痛に襲われているに違いなかった。
裏切りの友が死ぬまでに、そう時間は無い。
それでも幻也は問わずにはいられなかった。
「さっきはどうして撃とうとした、間に合わないと分かっていただろう」
「……そうだったな。警察学校に行っていた時だって、拳銃の実射訓練では一度もお前に勝てなかった。懐かしいよ」
「だったら、何故……!」
「お前はもう槐兵の呪具の一つだ。もう人間じゃない。呪術は人の為に使わなければならない……だからだ、だから私にはこうするしか無かった」
もう何年も前に交わした誓いが、幻也の耳元に蘇る。
せめてこの力は人の為に使わなければならない、と。犬山が口にした言葉はようやく理解の及ぶ想いとなって、微かに銃口を震わせた。
「憶えているか、私は呪術というやつが嫌いなんだ」
「ああ、憶えているとも」
「〈神薙〉は呪術を否定する為のシステムだった、その為に〈御霊〉に手を加えた。お前に託したんだよ、下らない夢を」
同じ道を進むはずだった男と、いつしか道を違えてしまった。何故だという問いにもはや意味がないことは、幻也とて分かっている。
方や呪術を否定する為に呪術を用い、方や心臓を動かす為に呪術を用いる。そんな皮肉が起こり得る魔都に、あるいは二人とも呪われていたのかも知れなかった。
嗤うように口元を歪める犬山は、咳き込むと共に血を吐き出す。
「とっとと……っ、質問、しろよ……答えよう」
「分かった。先ず一つ、俺は誰だ」
「お前は呪操槐兵〈御霊〉を操縦する為に作られた培養体の一つだった……挿し木と同じクローンだ。呪いに対して高い耐性を持っていなければ、槐兵には乗り込めないからな」
「そうか」
アラトが示して見せた真相と、犬山が語る内容に相違はない。被験体五号として試験に送り込まれたのは、もはや疑いようもない事実に違いなかった。
「そして二つ目、かなえには何が起こった。何者なんだ」
「あれは槐兵によって殺された娘の魂が、何らかの干渉を起こして神木に憑いたものだ。魂は本人の物だから、かなえという娘の人格も記憶も残っている。結局、身体の方は回収できなかったが」
「どういう意味だ」
「すぐに分かる……〈神籬社〉の連中は間違いなくかなえを捕らえようとするだろう。最も古き呪操槐兵〈森羅〉を蘇らせて、制御する為にだ……!」
呪操槐兵〈森羅〉。その言葉を口にした途端に、犬山の瞳には執念じみた色が浮かび上がる。
イチイが復活させようとしていた奇跡の人型、すなわち森羅。その響きは思わず幻也の背筋を粟立たせるほどに、おぞましいものだった。
「あの娘と生きたかったら、決して奴らにかなえを渡すな、東京が森に沈む前に〈森羅〉を止めろ。あれの復活よりも先にもうひとりの娘を殺せ」
「何のことだ、もう一人だと」
「私が疑似神呪兵装なんていうものを作ったのも、全ては〈森羅〉を殺す為だった……東京を……潰させるな、あんな怪物に」
「犬山!」
犬山の口元からさらに血が零れ出す。眼鏡の奥で既に光を失いつつある瞳は、もはや幻也の姿すら見えていないはずだった。
全て自分がやったことだ。
幻也は自らの所業が生み出しつつある結末から、目を離すまいとしていた。犬山が遺す、独白ともつかない言葉に耳を傾けていた。
「――――社会が定めた理から外れ、誰も裁けないのが呪術というやつだ。だが、それは同時に、肥溜めみたいな社会の枠を超えて、己の願いを貫く力にもなる……あれはきっと、ある種の奇蹟なんだと思ったことはないか」
「でも、限界はある」
「やろうと思えば何だって出来るさ、お前と〈御霊〉なら。〈御霊〉はもうお前の呪操槐兵だ……せいぜい苦しんで生きてみろよ」
もはや掠れて聞き取るのも難しい犬山の声は、しかし、決して忘れられぬほどに深くまで刻み付けられる。
そして、これが最後のやり取りになるのだろうと予感し、幻也は死に行く男の前へ跪いていた。微かな、ほんの微かな声が耳朶を震わせる。
「水鏡、お前は私を恨むか」
「ああ、恨むとも。外道は地獄に落ちるべきだ――――俺もすぐそちらに行く」
「それは仏教だろうが……でも、そうか、そうだな」
死体を弄び、人を呪って来たのだから、きっと死後に堕ちて行く先は同じに違いなかった。それは黄泉か、あるいは根の国か。
どこか満足そうな表情を浮かべる犬山は、既にあちら側へと渡ろうとしているのかも知れなかった。幻也は静かに立ち上がりつつ、拳銃に弾を込める。
「だから犬山、後は頼む」
果たして、犬山にはその言葉が聞こえていたのかどうか。だが、僅かに見開かれた目は力なく閉じられて行き、血まみれの口元はうっすらと弧を描く。
静かに撃鉄が起こされた後、銃声が響いた。
これまで数々の呪術を操って来た男を撃ち抜いたのは、一発の呪装徹甲弾。呪術師など弾一発で死ぬ、その言葉に偽りはなかった。
「またいつかな」
懐から取り出したマルボロの一本を、足元に捧げる。
黙して動かぬ友を背に、幻也は大部屋の奥へ歩み出して行った。
* * *
白髪となった幻也は、まるで洞のような呪物庫を行く。裏切りと殺しで汚れ切った身を氷点下の冷気に晒し、ただ一人の下へと歩みを進めて行く。
犬山の死に連動してか、あらゆる物理的/呪術的施錠は解除されていた。
ひときわ分厚い鉄扉の前に立った幻也は、不思議な確信に導かれるままに扉を押し開ける。異界を思わせる闇に目を凝らせば、部屋の中央には全長3mほどの棺が横たえられていた。
――――かなえ。
幻也が操作盤に手を伸ばせば、棺はシュッと圧搾空気を噴き出しながら口を開け始める。液体窒素に浸された凍結槽の底には、一人の少女が眠るように横たえられていた。
両腕を切り取られた、あまりにも懐かしいその姿。
かなえを目にした途端に、全身が打ち震える。
もう躊躇いなどなかった。零下198度の極寒に手を突き入れた幻也は、皮膚が焼かれるのも構わずにそっとかなえを抱き上げる。
腕に感じるのは一人の少女の重さだった。かなえだった。ほんの数十cm先の寝顔をよく見たかったのに、視界は我知らず滲み始める。
喉から絞り出そうとした言葉は、掠れてようやく形になった。
「やっと……会えたな」
かなえを覆っていた葉は、まるで硝子細工のようにぱりぱりと砕け散って行く。繊細なツルと葉で織り込まれたワンピースは徐々に緑色を呈し、腕そのものが春の新芽のように生え揃って行く。頭上を飾るシロツメクサもまた、若葉のごとくに芽吹き始めていた。
〈御霊〉に呪操OS神薙として組み込まれていた魂が、幻也の身体を媒介として彼女へと還っているのだ。
守りたかったかなえが、腕の中にいる。その圧倒的な事実だけが幻也の心を埋めて、もはや何を言えばいいのかも分からなくさせていた。
何を伝えれば、いいのだろう。
心が固まり切らない内に、視線の先ではゆっくりとかなえの瞼が開けられて行く。寝起きの気だるさを帯びた瞳は、どこまでも深い緑色の中に幻也の姿を映していた。
ふっ、と瞳が揺らぐ。
父と娘の視線が交錯する。
次の瞬間、何かを考えるよりも先に、幻也の視界は銀に艶めく髪に覆われていた。無言で抱き付いて来たかなえは、何を話すともなく身体の鼓動を伝えて来る。
もうそれだけで十分だった。
言葉さえ無い。長い、長い数秒が過ぎ去っていった。
「ずっと待っていてくれたんだな」
「……うんっ」
「守ってくれていたんだよな」
孤独の中で十年も待たせてしまった。気付いてやることさえ出来なかった後悔が、幻也の裡に押し寄せる。
かなえに出会えてから、きっと何もかもが変わってしまったのだ。水鏡幻也としての全てが、生きる意味までもが、たった一人を軸にして動き出していた。もう否定などしない。
歩めなかった明日を、今度こそ共に歩きたかった。
溢れ出す想いは、積年の懺悔となって零れ出る。
「ごめんな、ごめんな……かなえ」
「かなえ、ぜんぶみていました。ぱぱ、来てくれてありがとう」
背中に回されたか細い細腕に、ぎゅっと力が込められる。ありがとうの一言で、これから起こる全てを背負っていける。そんな気さえした。
明日は、かなえと一緒なのだ。
明後日も、きっとその先も。
たったそれだけの事実が希望となって、昨日までの日々を生き続けて来た意味となる。それはこの十年間で初めて、まだ見ぬ未来に希望を抱いた瞬間だった。
「じゃあ行こうか。これからはずっと一緒だ」
「はい……っ!」
「今日はもうおやすみ、かなえ」
かなえを抱きかかえた幻也は、血と呪詛が撒き散らされた庁舎内を歩いて行く。そして主の帰りを待っていた〈御霊〉へと、二人は乗り込んだ。
じきに朝が来る。
今はただ、おはようと言える瞬間が待ち遠しかった。
<カクヨムにて先行連載中>
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885880520/episodes/1177354054887929082




