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枕の下に 希望の上に(9)

路上グルーミング

縦長のビル

間を通り歩くと

打つかる肩がある

お互いが軽く頭を下げ

おまけで

視線も下げたまま歩いた




崖っぷちの横断歩道を前に

歩行者信号赤信号

立ち止まり

青になるのを待つが

私の目には

青になったのが

わからない

周りは歩き始める

いや

最初から

止まっていなかったのか

立ち止まる人影は

路上には疎で

その障害物を避けながら

周りは動いて行く




障害物だと

認識された個体は

街中の灯火であり

物を崇拝する人の居場所になる

あれは

待ち合わせ場所みたいな形で

存在だけしていて

それを生命体だとは思わない

灯火からエネルギーを貰い

歩けるのだが

数メートル先で

同じ様になる

街灯が

綺麗に並んでいる理由だ

それを繰り返して

明るいと感じている




声を掛けられた

振り返ると

知った顔がある

お互いに手を挙げて挨拶

おかげで

そこまで歩いて行けた







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