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獣人について忘れていました。

お久しぶりです。

読んでくださってる方、本当にありがとうございます。

お待たせしてすみません。

外から帰ってきたアルにカフィーがこれから一緒に行くことを伝えると、「良かったな」と何故かカフィーに声を掛けた。それを受けてカフィーが何度も頭を下げお礼を伝えている。


「アルさんの言う通りでした。本当にありがとうございます」


アルはアルさんなんだ……というか聞き捨てならない言葉があったような。


「アル……言う通りって」

「あぁ、俺が一緒に行くのも一つだって言ったんだ」


アルは私の言葉に何でもないように答える。

あ~なるほど。だからカフィーはこんなに早く答えが出たんだ~。なるほどね~。

私は少し目を細めてアルを見る。


「……」

「……別に強要したわけじゃないし、一つの道だって示しただけだ」


アルは私の視線に言いたいことがわかったのか、少しだけ、ほんの少しだけ居心地悪そうにして答える。


「それにカフィーだって大人なんだ。自分のこれからのことを考えた上で答えを出したんだ。俺たちがこれ以上言うことはないだろ」

「それはそうかもしれないけど……大人?」

「はい、私もう成人してます」


それまで黙っていたカフィーが答えてくれる。

視線をカフィーに移す。身長は120センチほど、頬はこけているが骨格から見て元々は丸顔だと思う。見た目からいえば10歳前後なんだけど……

と、そこで頭の上に生えている三角の耳とかゆらゆらと揺れている尻尾が目に入る。

あ……


「獣人だったね」


自分で作っておいて忘れてた。そういえば獣人は平均寿命を長くしてたんだ。


「はい、私たち獣人は人の倍ほどの寿命なので成長が少し遅いんです。見た目は人で言えばまだまだ子供かもしれませんが、私自身は二九歳です。それから獣人は見た目の成長は遅いですが身体能力は一〇歳を過ぎる位で大体人の大人と同じ位になるので、獣人は十五歳になると一人前と認められます。……それでも駄目でしょうか?」


私がすっかり失念していたことに少しの恥ずかしさが出てくる。カフィーはそんな私に気づかない様子で話しているが、最後は不安げに聞いてくる。尻尾もゆらゆらと揺れていたのがしょぼんという効果音が付きそうなほど、下に垂れていた。

正直一緒に行けたら良いなという願望があった私に断る理由はないんだけど、それでも最後に確認する。


「本当に良いんだね?」

「はい」

「……もしかしたら、これまで以上に面倒なこととか大変なこともあるかもしれないよ?」


私は少し脅すような言い方でカフィーに聞く。しかしカフィーは視線を外すこともなく迷う素振りも見せず、意思の強い瞳で私を見ている。


「今まで以上のことがあったとしても、今までとは違います。私は私自身が選択して起こったことに辛いと思うことはあったとしても後悔することはありません」


あぁ、やっぱり瞳が綺麗だなと思う。そこに強い意志が宿っている今は尚更そう感じる。


出来るだけ、次は早く載せられるように頑張ります!

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