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Automatic writing  作者: 半信半疑
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0073

 頬骨の会談、夜の間に囁くさざ波。

 彼の岸超えて、夢の階崩れ、氷の葉佩、触れることなく鎖落ち。

 冬の願い、夏の灯、群れる魚の屍。

 伸び征く糸杉にまざまざと音無。

 不明の道中、還らざる鍬の鋤返し。

 途絶えがちの連呼、吹き上げる息のわずかな切れ込み。

 輪郭を静かになぞり、歩く言の葉、寂しさを知らずに。

 広がる手の眩しさに転がり、払いのける力さえ否定する。

 どこまでも、どこまでも、果てのない渇き。

 一滴の雫を零れ落とし、つかの間に小指失う。

 覚書に目を細め、葦の長さに恐怖し、繰り返す音階に安堵する。

 漏れ出る息の汚さ、凹んだゴムの撓み、歪み、遍く解き。

 油を残し、首を揺らす人形の右手をつかみ、溺れる錯覚。

 水面から突き出た唇の赤、紫の補助、希望を失い、彷徨う氷空。

 星の嘆き聞こえず、蠢く地の傲慢。

 さっきまでの揺り籠は幻想で、翅の後悔ばかりが室内に響いた。

 蓄音機はいつまでも、最初の願いを聞き届ける。

 曰く、内包する天体。どこにも開かない天上。

 報復は意味をなさず、回転する日時計。

 玉座など飾りで、原始的な炎が絶えず燃え盛っている。


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