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Automatic writing  作者: 半信半疑
63/73

0063

<ノータイトル>


 稀にみる悪夢の軌跡

 高難度のパラレルスカイ

 ここに至るまでに築き上げた骸の塔

 口をつぐみ

 不快な言霊が漏れ出るのを防ぐ

 価値観のない不純物に顔をしかめる

 ささやきにパンチング

 啄木鳥に胸を貸す

 ほうれい線が憎たらしい

 不機嫌に右手を振り上げ

 救急車に八つ当たり

 日の出を探しつつ

 吊れない首をもてあそぶ

 もうダメ また失敗

 口が死んで 斜めに足を振り上げ

 おちていく堕落

 炬燵の魔力放出 熱に溶かされ

 儘ならぬ再現性

 素知らぬ顔で付き合い

 無実の罪を作り上げ

 でかい顔を

 胸元に引き付けられる首筋

 まじまじと見つめあう駆逐

 森の深いところ

 真っ暗なカラスの羽ばたき

 潰れた目の口

 機械仕掛けの感情にふたをする

 全児童卵割り記 記すのは概念

 もはや曙

 群れていく右足

 汚らしい阿呆 叫び声をアッパーカット

 隠れた神秘を暴くのに興奮す

 文句ばかりの下書き係

 不自然な真実は書換が可能で

 変換可能な現実編纂

 しょうもない篝火

 無制限のパレード

 放り投げたのは理性で

 本能は只管に鍋の底

 否定し沸き上がり混濁し

 ここが何処かさえ分らなくなって

 雌蕊を引きちぎり

 暁の沈む丘で死ぬ玉座

 誰も座ることのない死に際

 真顔で綴り続ける世界記

 耳元で鼻垂れる水の湿り気

 呼吸が死んでいく

 無制限輪舞

 体が透けていく感覚を理解し

 最低限の果実をつぶし

 終電に乗っている魔人の左手をつかむ

 あそこには近づけない

 問答は死ね 

 言葉が響かないのは残響を受け取っていないからで

 響きすぎるのは知覚過敏のせい

 オーバーワークのせいで生を振り落とし

 季節の概念を殺してしまった

 隣には死神が鎌をホームランバッティング

 生神とは何ぞや

 汝らはイスカリオテ

 地獄の底で会いましょ

 新年謎糞食らえ





 持ち出した真実 魔女の窯でニルバーナ

 ウマい てーってってれー

 箱買いは大人の特権

 大人になったかどうかは死ぬまでに分かることです

 愉快犯は静かに縄をかけたのでした

 新年記念。

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