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Automatic writing  作者: 半信半疑
61/73

0061

<ノータイトル>


 重く射し込んだ甘音色の苦痛

 歪めた顔に触れずとも

 先駆けのような雨音に軋む

 妄想癖が止まらない前に

 衝動的に振り上げた右手

 向上を忘れ

 自信を喪失し

 いやそもそも会ったのかさえ定かではなく

 これからの鈍色に無口な白銀

 豊穣の祈り届かず

 ただ投げ出した身を踏まれ

 足りないものばかりを求める

 夜の帳

 雁字搦めの右目

 縫うただけで黙る口を捨て去り

 ここではないどこか

 きみではないだれか

 刻限を刻み

 隙間にだけ存在する針のおと

 紫の鼓動近く

 紅の袴に眼を灼く

 雨の匂い

 月の足音

 群れで鳴く鳥の不自由

 共鳴したはずの外傷

 もたらされた先を奪われ

 嫌だ嫌だを繰り返す

 むつかしいことばかり浮かび上がる夕焼け

 明日回しを依頼する

 狂言回しに戸惑い

 花束を投げ捨て

 迷いきった迷路の終わりに

 きみの持つ包丁が光る

 もれなくついて回る不安感に蓋をし

 静かに死を想う

 ぼやけた眼の符牒

 切れかけのコーヒーを飲み込んで

 苦みの鮮烈

 明日はおそらく槍衾

 仕様のない百

 のりしろを挟み込み

 憂鬱に投げかける

「明日はわがみか空くれないか」

 待ちぼうけをくらったみたいだぜ

 割り箸われる

 笑われる梔子 そこまで必要だったぽっぽー


某魔法少女の楽曲メドレーを聴きながら、つらつらと。

ぽっぽーが一番異質だと思う。

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