0046
「落ちてくる空の無意味を問う」
空想はいつだって逃げ場所だった。
後悔の雨が降りしきる夜、
暗闇ばかりが黒すぎて、
口から漏れ出る汚泥に溺れる。
塞ぎこんだ蛹は無様につぶされる。
無法地帯に嘆きが木霊す。
深紅の鏡がぶちまけられて、
いつの間にか先細り。
行方不明の捜索は家の中。
不意に訪れる閃光の意味を知る者はいない。
全員飲まれてしまったので。
目撃者がいなければ、事件は発覚しないというわけ。
素直に口を割っていれば、
あんな惨めにならずに済んだのに。
灰の煙に紛れて、
蝋燭の火が揺れる。
ほら、カラスが泣いているよ。
涙するんだね、あいつも。
右手が役に立たず、左手は喧嘩腰。
好き好きは十色だけれども、
指し物好きには堪らない。
貯蓄は十分ですか?
2000万の応酬は何処へ?
ブレてばかりの人生だから、
先立つ物は全て売り払ってしまったよ。
今この瞬間のみが現実で、他は過去か遠い未来。
一寸先は三センチ。
不用意に手をつっこまないようにしないといけない。
紅燃ゆる白百合の先、
彼岸花は燃えているだろう?
すぐに後追うようにするはずさ。
給水は破壊され、途方もない水が行き場を失った。
想像はあくまでも創造で、
楽ばかりしていた愚者は両腕を奪われた。
いや、失ったのだ、報いを受けたのだ。
情報が欲しいなら、その身を切らなければ、
骨を捨てなければならない。
篩にかけた末に殺されたのならば、
それはもう必然だったのかもね。
修羅場はいつだって神様に好まれる。
金木犀の匂いが立ち込める秋空の下で、
真っ白な雪が見たいと思った。
そのまま降り積もって、全て覆い隠して、
静寂が一切合切を壊してくれればいいのに。
縦の感覚が千切れ、横の愛情は捨てられ、
無意味に散る華の営みを理解できず、
掃除機の騒音に耳を潰す。
触れられるはずの無いものに憧れ、
点の狂いさえ味方にできず、
あちら側に敵さんがのたうちまわる。
矛盾をついて、矛は破れ、盾は腐り、
四季の狭間に撃ち落とす。
鳥は不自由。
羽など捥いで、捨て去って。
朽ちるならすべてゴミ箱に捨て。
微笑みが黒くなるまで、クレヨンで上書きした人生。
法令線のタイトルは無期限停止済み。
削除と索引の因果関係を知る者はいない。
右頬を差し出した末に救われるなら本望だろう。
左は天使に渡してしまったさ。
誰も使わなくなった言語で紡ぐ言葉の虚しさったらない。
黄色の中で溺死する銀杏の、
誰にも見向きされない現実。
みんなみんな、踏み潰されたんだ。
路傍の石ころだけがそれを見ていたんだ。友達だったんだ。
嘘ついてごめんよ。
煙草の火で燃やしたかったんだろう?
キーボードでそのまま打ち込み。




