0045
珍しくタイトルをつけてみた。
「有料の恨み辛み」
迷い時の道に揺蕩う哀れみ。
今日の先に見える者は一つ。
秋の彼方に飛ぶ陽炎。
羽音は囁く。
ススキの白銀が戸惑う。
賞味期限の切れた宵闇。
ほら、穴が開いている。
風鈴が割れた、粉々に。
先に行っていると言っていた兄は不在で、
金切り声を絞り出す熊が襲いかかる。
窮地に一生を得るなど戯言。
不浄を舐め回すなどとてもとても。
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偶然じゃない。
常識でもない。
不埒にしかできない。
運不運を巻き込んで、
夕日の嘆きに手を振り返す。
その切っ先によく似た横顔は、
赤く照らされている。
灰の雲と垂れ下がる胃の共闘。
延々と続く憂鬱。
訳が分からないよ。ちゃんと証明して。
擦切れたすれ違いに辟易。
階段を踏み外せ、小指よ折れろ。
失明白。
口を縫われて言葉を失え。
塔の崩壊に巻き込まれて、孤独に震えろ。
想像の幻想にしがみつき、
妄想の愚物に成り下がる。
細切れのタイツに涙する。
流れるのは冷ややかな視線。
しまった、不良品をつかまされた。
場所を選ばず土下座する奴隷。
急な雷雨に蕾は花開く。
苦しみ藻掻き、掻き抱く腕の痛し痒し。
振れ幅の大きい豊穣の金盞花。
木製の木星。輪っかは破壊済み。
金木犀の花言葉を知っているか?
独楽の回転に気をつけ給えよ。
某動画投稿サイトで適当に音楽を聴きながら。
空白を入れた理由は……ご想像にお任せします。




