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Automatic writing  作者: 半信半疑
33/73

0033

<ノータイトル>


 カーテンが揺れ、暗殺者の世界が来る。

 夢は朱色の瞳を壊し、口々に囁く。

「用事を思い出した。」

 誰もいない白は黒の隣で煙を吐く。

 葉巻は丸くなって隅をつついている。

 それがなぜ正しいのかは、彼にも分からない。

 ただ、そうしなければならぬという感覚が急き立てるのだ。

 棒は四つに分かたれ、あの場所への門もすでに閉じられた。

 朝の倦怠期は百年と続き、昼の太陽は月と追いかけっこ。

 職務放棄だ何だと騒ぎ立てる人々は、蒙昧無知の蟲である。蟻塚に呑まれてしまえ。

 熱に蒸されて、魘されろ。


 冗談は二階から聞こえる。

 階段を上ると、そこに立っているのは女の子だ。

 片手で人形の右足を持っている。

「ここを通りたい?」

 甘く囁かれ、あの子は首を縦に振る。

 そしたら最後、あの子は首を取られる。

 女の子は自分の顔をすげかえ笑う。

 少女が三本足になり、残った一本の左手は宙に消えていった。

 夜の帳は気づいた人が下ろしてくれればいいよ。

 誰も気にしちゃいないけれど。

 だってこんなに明るいんですもの。


 びい玉は転がされることを覚え、どこまでも落ちていく。

 それが義務だと言わんばかりに。

 門番は門の開閉さえ忘れて、そばにぼおっと立っている。

 夢遊病のように、朗らかに笑っている反面、

 下半身は忙しなく、椅子を求めているようだ。

 どこかに駅は無いかと探してみても、

 相も変わらず雪解け水に支配されており、

 通りに横たわる賢者の頭を叩かなければ、

 おちおち昼寝もできやしない。

 あぁ、一体誰がこんな世の中に仕立て上げたのだろう。

 金貨は銀貨を食べつつ、唸った。


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