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Automatic writing  作者: 半信半疑
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0032

「垣間見えた幸運」


 天使は死んだ。急に死んだ。

 天より落下し、地上付近で。

 もがいただろうか、羽ばたきは訪れなかった。

 蝋は焼け爛れ、足はひん曲がり、指の先の赤で文字を書く。

 明日の天気はいかが? 太陽は知らんぷり。

 人々は周りを歩き、天使の半径0.5ヘクタールを

 緑で埋めることにした。

 天使は何も言わなかった。

 ラクダのこぶが引き裂かれ、地を潤した後、

 はたと天使は起き上がり、空へと帰っていった。

 人々は口を大きく開けて、そこから諸々の憎しみと傲慢を吐き出した。

 緑は枯れゆき、地は獄を招き入れる。

 そう、すでにラッパは鳴っている。

 気づいていないだけで、終わりの鐘は壊されているだけで、

 我慢のしようもないのだ。

 明後日の光は過去へと導かれ、続きは永遠に失われた。

 地図を引き裂いた子供は、それらを丸めて口に含んだ。

 急な癇癪は玉となって、天空で爆発。

 これ幸いと、金貸しは賄賂を贈る。

 善と悪の親玉菌は、そこから九千を奪い去り、西へと消えていった。

 もう眠りなさい。明日も早いんでしょう?

 母がささやく。

 ひじりが曲がる。


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