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Automatic writing  作者: 半信半疑
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0002

詩のタイトルは無いです。

今後も、タイトルが無い場合は

<ノータイトル>

と表記します。

<ノータイトル>


 くらりくらり。音鳴る方へ。

 手を打ち鳴らしながら、君の姿がかき消えた。

 波のまにまに、涼し気な風鈴の音色。

 きらめきは失われた。

 歩いているうちに。

 泳いでいるうちに。

 もがく腕が頬にあたったので、私は大きく振り払った。

 黒い虫が大量に湧き出して、辺り一面に暗闇が生まれる。

 足元さえも見れない。

 地中の土竜は、

 一歩踏みしめるごとに生まれた波形を追って、

 位置を割り出した。


  坊や、もうすでに眠りにつく時間よ。


 土塊つちくれがそう言うのと同時に、

 握りこぶしは破裂し、赤の閃光。

 咥え煙草の叔父が呪文を唱える声。


  人ことごとく崩れ、山は呑み込み、地に臥せる。


 急な上り坂を踏破した先にあったもの、それに用があった。

 が、すでに誰かが持ち去っていたようだ。

 雨粒が降る。

 溶けだす地面。

 やがて、私も溶けだした。

 かえりたがっていたのかもしれない。

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