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Automatic writing  作者: 半信半疑
17/73

0017

<ノータイトル>


 荒れた川が叫び声をあげる。

 痛い、苦しい。

 夢は夢だから良いのだと言っていた追い人は、

 何処かに消えた。

 煙はずっと空を目指している。

 果てなどないのに。

 何処までも上へ昇っていく。

 紫の果物は毒毒しく見えた。

 ので、畦道に放り投げてしまった。

 正直に白状すると、どうでもよかったんだ。

 石は蹴り上げるものだ、と

 誰も教えてくれなかったけれど、

 そう思う。

 家までの帰り道

 ずっと蹴っていたら、ツツジの赤が笑っていた。

 それは駄目なことだよ、と言われて、

 思わず顔が赤くなる。

 おそろいだね、とは言えなかった。



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