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短い。
紙に書かず、そのままキーボードで打ち込んだ。
「夢と意識」
夢を見ていた。
長い、長い夢。
どうしても目を開けたくなくて、
ずっと閉じていた。
閉じたままで、見る夢。
頭の中で繰り広げられる行動。
刻まれる鼓動は、だけど現実のもので。
いったい、何があったのか覚えてはいないけれど。
けど、夢は起きていた。
寝ていたけれど、起きていたんだ。
真っ白な景色なんかなくて、
微妙に着色されていた景色。
一人が好きなはずなのに、
誰かが傍にいた。
遠くにも、誰かいた。
何故なんだろう。
どうして、誰かがいるんだろう。
深層意識が汲み取った結果?
深層意識、
私であって、
私の外にいるもの。
管理から外れているもの。
何故なんだろう。
どうして、外れているんだろう。
全て、
私の中にあるはずなのに、
外れたままで、一人ぼっちで。
どうやったらそこに行けるんだろう。
私の底に行けるんだろう。
誰か、教えて下さらない?