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ティアラの成長

あの買い物騒動から一ヶ月が経過した。

俺たちは今だこのイードレの街で生活している。

一ヶ月経過したが、毎日の生活で変わったことはほとんどない。

何か挙げるとしたら、俺のレベルアップとティアラの成長だろうか。


まず俺のレベルは93となった。

やはり必要経験値がレベルごとに増えているのか上がりにくくなっている。

まぁもっとも、今のところ俺のステータスに匹敵する敵はいないので、安全面は問題がないが。


ただ、レベルは上がったが、祝福からスキルが増えたことはない。

祝福で最後なのか、あるいはレベルが足りないのか。

まぁ、気にするだけ無駄だと思っているがな。


そしてティアラについてだが、ティアラの成長速度は圧巻だった。

さすがは獣人族というべきか、とにかく動きが鋭く、速い。

敵の攻撃も簡単に避けてしまうので、なんというか見ていて安心できる戦闘だ。

装備についてだが、ティアラのスピードを活かす為に、防具は軽さを重視した革製のもので、武器は小回りが効く短剣2本とした。

ようするに二刀流である。

だからかティアラの装備はなんというか男のロマンが詰まっている気がするのだ。

ちなみにティアラのレベルは26となり、最も伸びの良い敏捷は100を超えた。

その分攻撃の伸びが悪いが、悪いと言っても人族を基準とすれば良いほうなのである。


ティアラの成長はとにかく早いので、主人である俺としても嬉しい限りである。


とまあそんなわけでティアラの成長は目を見張るものがあるということだ。


ティアラについて他に何か変化があるとすれば……


「ユウト様。何かお困りでしょうか?」


そう、この呼び方だろう。

最初のうちはご主人様で通していたのだが、一週間前だったろうか、突然名前で呼んで良いかと聞いてきたのだ。

できれば近い関係でいたいと思っていた俺はもちろん大歓迎なのでOKした。

そんなわけで今では名前呼びである。

ただ、様付けと敬語は最低限必要らしいので現在も使っている。


あ、そうそう。

最近ティアラは買った時より俺のことを信用してくれたのか、普段からしきりに話してくれるようになった。

よく今のように心配もしてくれる。


「大丈夫だ。ありがとうティアラ」


「はい!ユウト様!」


全体的に明るくもなった。

良い傾向だ。


後挙げるとしたらティアラの容姿だろうか。

ティアラは見事に美少女になった。

目を見張るほどである。

一ヶ月の間毎日たくさん食事をしたためか肉付きが良くなったからだろう。

体調も良さそうだし、もうあの頃の面影は残っていない。

良いことだ。


だからだろうか、最近ティアラの行動に時々ドキッとしてしまう。

俺もティアラと生活するごとに少し変化したということだろうか。


…まぁ、俺のことはどうでもいいか。


というわけで俺たちは生活面では何も変わらないが個人としては少し変化したようである…。


「ユウト様?やはり何かお困りですか?」


ずっと考えごとをしていたからか、またティアラを心配させてしまったようだ。


「ごめんな、ティアラ。大丈夫だ」


「それはよかったです!…あの、それでですねユウト様。実は頼み事がございまして」


頼み事?今はもう夜だ。

買い物に行こうにも店が閉まっているだろうし、ギルドで依頼を受けることもできないだろう…。

何なんだろうか?


「頼み事?良いよ。言ってみな」


「はい。ありがとうございます!あの、その実はですね…」


なにやら指をクネクネして顔を赤らめている。

それほど大事ということか!?


「あのですね…最近また肩が凝ってしまったようで…その…また揉んでいただけないでしょうか?」


「あ?あ、あぁ、何だそれだけか。何か大事だと思って少し焦ったぞ。良いよ。じゃあホラここに座って」


ポンポンとベッドを叩く。


「はいっ。ありがとうございます」


そこへ座るティアラ。


「じゃあ、始めるができれば声を抑えてくれよ?」


「あの、はい。それではよろしくお願いします。ユウト様」


…次の日の朝、宿のオーナーに、昨晩はお楽しみでしたね、と言われたことは言うまでもないだろう。

短くてすみません。

今日中にもう一話投稿するつもりなのでよろしくお願いします。

18時ごろ投稿予定です。


では、次回もお楽しみに!

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