表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/20

特別編Ⅱ その後の勇者達

特別編です。短いです。

「おい!優人!?」

「優人!」

「優人ー!」

「優人くんー!」


4人が叫ぶもそこにはもう優人はいない。

霧散した光が微かにだがキラキラと光り輝いている。


「なぁ!どーゆーことだよ!?優人は!?どこいっちゃったんだよ!誰かの魔法か!?だったら誰の!?」


「落ち着け!浩太!取り乱してもしょうがないだろ!」


珍しく声を張り上げる大地。

彼も内心はとても取り乱しているのだ。


「でも本当に優人はどこにいったの!?」

「優人くん!優人くーん!うっうっ」


女子2人も気が気でないようだ。


「…ありがとう大地、とりあえず落ち着いた。美緒も優香も一旦落ち着こう。まずはローウィンさんに報告だ。…後のことはそれから考えよう」


「あぁ、そうだな」


「うん。わかった」


「はい。わかりました」


こうして4人はローウィンさんへと報告へいった。

だが、ローウィンさんにも現状が理解出来なかったのは言うまでもないだろう。



優人が消えてから2日がたった。

俺、相原浩太はあの日から怒りが抑えられないでいる。

もちろん俺に対してのだ。

あの時何か優人を消さない方法はあったのではないか?

あの時もっと自分に力があれば!

優人は無事だろうか?

と頭の中を暗い気持ちが支配している。


やはりあの日から俺だけではなく幼馴染達の気分もとても暗くなっているようだ。

どうしても皆あの時何か出来なかったのかと考えてしまうのだ。



昔から優人に助けられてばかりの俺たち。

だが、ここぞというときに優人を助けることができなかった。


もう優人をここへ呼び出すことはできない。

だったらどうすればいいのか。

そんなことは分かりきっていることだ。


優人が無事でいると信じること。


俺たちは優人が無事でいると信じている。

だから俺たち4人は強くならなければならない。

強くなって、優人を助けにいかなければならない。

もしかしたら、優人は危険な森の中にいるかもしれないし、安全な街の中にいるかもしれない。

案外この国にいて、ひょっこりと現れるかもしれない。


だが、どこにいるかは俺たちにはわからない。

だったらどこにいても助けだせるように強くならなければいけないし、俺たちは優人を絶対に助けなければいけない。


だって、俺たちはまだ優人に恩返しできていないのだから!


「絶対助けてやるからな、優人!」


こうして幼馴染4人は強く決意したのであった。



俺、山岡健太が倉島の幼馴染に怒られた日。

俺にとっての朗報であることがローウィンさんから伝えられた。


その内容は倉島優人が突然消えたということだ。


はっ、ざまあみろだ。

普段から俺をイライラさせるようなことばかりするからこうなるんだ。


一つ残念なことがあるとしたら、もう倉島を虐められないことだな。


ちっ、にしても倉島の男の幼馴染はいやなやつばかりだよな。

とくに浩太?だかってやつとか。


ははっ…まぁ、でも、これで。


「これで、優香ちゃんは俺のものだ」


今回は優人が消えた後の幼馴染たちの話です。


まぁ、最後に幼馴染でない方が一人登場されましたが笑。


次回は優人とティアラの日常回になると思います。


ティアラをより魅力的な女の子にできるように頑張ります!


では、また次回で会いましょう!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ