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第6話 

ヒロイン初登場!彼女の可愛さを文章で伝えるために全力を尽くします!!

 ・・・俺はこの世に偶然なんて存在しないと思っていた。俺が住んでいた村に魔人の魂がやって来たことも、その魔人が俺の妹の中に憑りついてしまったことも、魔人と化した妹に恐怖して命乞いをしたことも、すべてがそうなるように決まっていたのだと思う。魔人を、いや妹を殺したことが決まっていたことなんてふざけるなといってやりたいところだが。まあ、だから「彼女」に出会ったのも決まっていたことなんだろう。


 -・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-


 俺は拠点を探しに森の中を探索し続けていた。その途中で色々な魔物と戦ってみた。ステータスだけを見れば自分の力は下がっているどころか上がっているのだが、実際に戦って見ないと分からない。


 (あの夜は、自分が死んでいないのと【神眼】を発現したことに夢中で気が付かなったけれど・・・、俺のステータス軒並み上がりすぎだろ、むしろこっちに注目しなきゃおかしいってのに・・・。)




 名前:ロイ

 年齢:17

 種族:ヒューマン〈闘士ファイター

 性別:男

 ランク:SSS

 HP:23397/23397

 MP:19586/19586

 攻撃:38067

 防御:30576

 魔攻:36257

 魔防:29879

 スキル:

  【武神】Lv10

  【縮地】Lv10

  【隠蔽】Lv10

  【神眼】Lv1

  【超回復】Lv10

  【高速思考】Lv10

  【魔力操作】Lv10

  【状態異常完全無効】Lv10

 称号: 

  《スフィアソード》




 ・・・どう考えてもおかしいよな!?俺、覚えている限り最後にステータスを見たとき、全部4ケタ台だったはずなんだけど・・・、ステータスで2万を超えるのはどう考えても異常だ。レベルは魔人たちと戦う前から変わっていない。レベルアップが原因じゃないとしたら、魔人を殺したのが原因か?・・・いや、違うな、俺はあの決戦の前にも何度か魔人どもを殺したことがあった。その時もレベルアップせずにステータスだけ上昇したがここまで跳ね上がってはいなかった。・・・やっぱり体が骸骨になったのが原因だろう。それ以外考えられねえ・・・。再度自分のステータスを見てみる。明らかに異常だ。そもそも体が骸骨になる現象なんて聞いたこともないし、もし仮にそんな現象があったとしても、スキル【状態異常完全無効】で無効化されるはずだ。まさかこれが状態異常じゃないなんてことあるわけないだろうし・・・。


 自分の体が骸骨化した原因を探るのに集中力を割いていた俺は、半径500歩以内に入ってきた、しかも真正面から向かってくる奴の存在に気が付くことができなかった・・・。


 -・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-


 ・・・私は、ステラ・ランドリフには夢がありました。幼いころに王都ガーラントで行われた邪龍討伐記念パレードで先頭に立ち、行進を指揮していた王国聖騎士長さまの勇姿に憧れて、大きくなったら聖騎士になるんだと毎日夢に見ていました。魔物や魔人から国を守るために剣を振るう聖騎士たち・・・、ああ、なんて勇ましいのでしょう!しかし現実は厳しく、私には剣の才能が全くといっていいほどありませんでした。両親は「あきらめなさい」と口をそろえて毎日私を諭してきましたが、諦めきれない私は屋敷の護衛をしている冒険者さんに頼み込んで、両親に内緒で冒険者学校に通わせてもらいました。結局剣の腕は上達しませんでしたが、ギルドが無料で行ってくれる職業判断で私には別のの才能が備わっていることが分かったのです。


 〈従魔士〉、〈付与魔術師〉・・・はじめこの言葉を聞いたとき、いったいどういう職業なのか全く分かりませんでしたが、詳しく調べると、この職業の適性を得るだけでも天から与えられた才能なのだと、私は理解しました。


 〈従魔士モンスターテイマー

  5万人に1人といわれている職業。使役魔法を使うことで対象を使役することができる。使役できる  対象は使役魔法のLvにより変動する。


 〈付与魔術師エンチャンター

  8万人に1人といわれている職業。付与魔法を使うことで対象の能力を一定時間強化させることがで  きる。強化できる能力は付与魔法のLvにより変動する。


 この2つの職業、特に〈付与魔術師〉は冒険者ギルドにとって喉から手が出るほど欲しいものでした。従魔士がいれば、護衛、運搬系の依頼を確実に達成させることができるようになりますし、付与魔術師に至っては、討伐クエストでの生還率が格段に上がります。現在、王国にいる従魔士と付与魔術師は合わせて10人いるかいないかといわれています。。そんな中で私の職業適性にこの2つがあったものですから、ギルドでは大騒ぎになりました。この日、私は一度屋敷に戻り、両親にギルドでの職業適性の話をしたら、両親は揃って厳しい表情になりました。


 「ステラは今、どうしたいと思っている?」


 父でランドリフ家当主であるペルロ・ランドリフはそう私に問いかけてきました。母のリーヤ・ランドリフは静かに私を見つめています。私はてっきり2人に黙って冒険者学校に通っていたことを咎められると思っていましたが、父様も母様も私の答えを待ってじっとしています。


 「どうって・・・、こんなにレアな職業適性を持っているなら、剣の才能がなくてもきっと聖騎士団も私を採「やめておきなさい。」っ!?」


 父様は続けて言いました。


 「ステラ、お前は今日から冒険者として生きなさい。」


ステラはロイと出会い、どのように関わっていくのか・・・、乞うご期待!

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