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第5話

稚拙な文章ですいません!!もう少し先でヒロインと主人公の正体、そして彼の実力が判明します!

 (さて、これからどうするかね・・・)


 理不尽な怒りを誰かにぶつけることもできず、その怒りをため込んだまま俺は一夜を過ごした。時刻は日が出て1,2時間ほどたった頃だろう。俺は森の中の奥に向かって移動していた。何故奥に向かっているのかというと昨日目覚めた場所が村から近いところにあったのだ。今の俺の姿はスケルトンそのもの、おまけに声も出せないから、自分がどうしてこの姿になったのか説明のしようもない。


 (光に包まれて目を覚ましたら骸骨姿になっていました。・・・なんて信じてくれるはずもないけれどな・・・。)


 今、俺が村人と遭遇したら、間違いなく襲われる。戦闘経験のない村人でもスケルトンは倒せるのが一般常識だからな。だが俺は体が骨になっただけ、鍛えていない村人が相手なら手加減して返り討ちにしても確実に重傷を負わせてしまうのは分かっていた。だから俺は無難に村人と会わずに済むように森の奥へと進んでいた。


 目下俺がやらなければならないことは現在位置の確認と人に見つからない拠点の確保、そして地図の入手だ。始めの2つは簡単だ。5日ほどここに留まり星の位置を確認すれば、目的地からどれだけ離れた位置にいるかは大体わかる。拠点も森の中心部分に行けば人が来そうにない洞窟の1つや2つは見つかるだろう。問題は地図の入手だ。骸骨人間になった今、夜のうちに移動を繰り返して目的地である古代都市「ケトルニア」に到達するというこれからの方針は昨日のうちに決めたが、ここからケトルニアまでの道のりの間にどんな都市があるのか俺は知らない。それ以上に人が来そうにないところがあるかなんてわかる由もない。


 (昨日の星の位置から予測すれば、確証はないけれどこの森からケトルニアまで最低でも2ヶ月はかかるだろうな。【武神】と【縮地】をフルに使っても3週間はかかる・・・。なんとしても地図は手に入れなければ・・・!?)


 【神眼】が半径500歩以内に人影を捉えた。装備を見るに獲物を狩りに来た猟師といったところだろうか。猟師と遭遇しないようにゆっくりと遠回りして難を逃れた。


 (ふう~、向こうは気付いていないな・・・、つーかこの【神眼】、【気配察知】よりはるかに便利だな。)


 スキル【気配察知】はその名の通りスキル使用者以外の生物の気配を察知することができるスキルだ。ただ、生物の気配の大まかな位置を教えるスキルなので【神眼】より遥かに劣るスキルなのだ。


 何はともあれ、村人や冒険者に遭遇することなく俺は順調に森の中心部に向かっていった。



誤字、脱字のほうがありましたら、ご指摘のほうよろしくお願いします。

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