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とある詩的な失墜を、
心が、たまらなく痛い。
まさかそんなことがあるだなんて、
予想もしていなかったから。
たまたまそれを知った親友が、
笑顔でその情報を流しにきたとき、
私はとにかく黙り込むしかなかった。
「ねーねー、聞いたー? 紘、結婚するんだってー」
「……そうなんだ」
「あれ? 聞いてなかったの? いっつも隣にいたからとっくに知ってるかと思ったのに」
「うん、まあね」
知ってたよ。
でも知らなかったよ。
そう、私は傷ついた。
誰よりも何よりも。
あの失墜とは直接関係ありません。((どの