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VI

✧••┈┈┈┈┈┈••✧


???side


「お姉ちゃん、だぁれ?」


「私?私は─────」


と言いかけたが、


周りを見るといつの間にか真っ暗で


とっくのとうに星が見えていた。


「ごめん!時間ないから帰るね!じゃ!!」


と言って、その女の子に背を向けた。


後ろからは何か言っている女の子の声が


聞こえた気がしたが、


私の耳には入らなかった。


私は急いで家に帰ると


「雨音、おかえり」


と今度はお父さんの声が聞こえた


感じがした。


自分でも感じられないくらい


恋しいのだろうか。


もう高校生なのに。

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