表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/15

とてもじゃないが、知らなかった。




「じゃあ今日の1時間目は─────」










帰り道、


私は朝よく見れなかった神社へ


行くことにした。


確か名前は『皐月神社』だったっけか...。



鳥居をくぐると、


奥には小道が続いてて


多分この奥に本堂があるのだろう。


だが、この小道を進むのは気が引けたから


今日はやめておいた。


それよりも、


なんで夢にこの場所が出てきたんだろう...。




その時、


「てーまりーで 一緒にあっそびーましょ!」


と奥の小道から聞こえてきた。


とても可愛らしい女の子の声で。


私は少し不気味に思えたが、


とにかく奥に進んでみることにした。


途端、後ろから誰かに腕を引っ張られた。


驚いて振り向いたが誰も居なかった。


気のせいかと安堵しつつ、


前を向くと目の前には おかっぱの女の子が立っていた。


そしてその子は私に


「お姉ちゃんだぁれ?」と言った。











???side


僕は小さい頃から自身の名前を気に入らなかった。


理由は " 女の子みたいな " 名前だったからだ。


僕の親はイライラすると、僕を叩く。


その時にいつもこう言うんだ。


『お前なんか産まなきゃ良かった』


『お前はたかが1つのミスでできちゃっただけだ』と。


だから僕はいつも自分にこう言い聞かせる。


『僕は存在しちゃいけないんだ』って。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ