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ゲームは狐と共にあり  作者: フィング
第4章みんな個性豊か
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番外 リーダーに集まる幹部的なアレ

 リアルが忙しく、ボツ予定だった回の投稿です。

 時刻は八時。青空騎士団本部、ロビー。 

 今、このギルドに属する猛者たちが集おうとしていた。


「なあダンテ。こうして幹部全員を収集するの、何気に初めてじゃね?」


「あー、言われてみればな。ソーラいわく全員の都合を合わせるために、念入りに企画を練ったんだと」


「ホウホウ、それは初耳。今までと気合の入り方が違いますな」


「ついでに、今回は一筋縄では行かない。ダンジョンの攻略とかではなく、プレーヤーが集う要塞へ攻め入るんだからな」


「要塞は言いすぎじゃね?」


「あの諜報員の話が本当なら、スラムは対人用に地形が組まれているようだから、ある意味要塞で間違いない」


 ダンテの手に映されたモニターには、スラム街の細かな地形が描かれていた。さらに、ところどころ目印がつけられており、主要となるギルドがピックアップされている。


「そういや悪名高いギルドがそこに集結してるんだっけ?」


「闇討ちの雀蜂に灰色装束とかいう盗賊集団、流星海賊団といかいう奴らの拠点もあるそうだ」


「わっ、有名所勢ぞろいじゃん」


「うちが手こずってる相手でもある。だから今日、確実に討ち取って牢屋行きだ」


「容赦ないねー」


「悪の断絶がソーラの決めたモットーだからな。ここにいる限りは従うまで」


「悪に慈悲を持つな、それができなきゃ出てけってこと?怖いね〜その発想」


 ダンテのセリフに付け足すように、ある少女が入ってきた。


「ちーす、騎士団のアイドルアーラちゃんだよ」


「一番乗りだなアーラちゃん。装備新調したのか?」


「そう、デグラビットの亜種装備で固めたフワフワコスチューム。どう?似合う?」


「似合う似合う」


「姿は……まあ可愛いんだが」


「可愛いんだがナニ?ダンテくーん教えて?」


「いや、何でもありません」


 笑顔で恐怖そそるアーラ。兎のランドマークを授けられた少女であり、その二つ名は『ミル・ボマー』だ。

 どんな技能持ちかは、お察しのとおりです。


「キヒヒ…相変わらず、中身と外のギャップがおぞましい」


「うるさい!リード、いるなら出てこい。相手してやる」


「ここで出る必要は何処に?」


「ムキー!!」


「ふたりとも、うるさいから黙って」


「フォーミラと、姿はないが声からしてリードだろ」


「キヒヒ…その通り、ミラちゃんの転移で来ました」


「あんたの足の遅さには呆れる。あまりこき使うな干芋」


 辛辣な視線を送るフォローミラ。龍のランドマークを持つ『マジックムーブ』の転移師である。

 そして、影が薄いせいで辛辣な視線が届いていないリード。蛇のランドマークを持つ毒使い。

 その二つ名は『ポイズンDr.』で髪もニョロニョロ。


「騒がしいと思えばまたお前らか。時間厳守なところは褒めるが、規律は守れ」


「出た、脳みそメタリックな騎士」


「うるさい狂兎!」


 全身フルメイルの騎士カルマ。馬のランドマーク授かりし『チャージランサー』である。この中である意味騎士らしい立ち振舞である。


「あ、あの。もう入っていいですか?」


「そこの!ちんたらしてないです早くきたまえ」


「メエェェ…」


 フワフワのメービィー。羊のランドマークを持つ『ヒールコットン』である。()()()()なので、ある双子事を考えるとこれからどんな目に合うか安易に予想できる。


「ありゃ~。俺らけっこう遅かったりするー?」


「あんたが寝てたからだろ。俺が起こさなかったらどうしてたんだ」


「しーらねっ」


「おいおい、よしてちょうだい。こんなところで」


「ああ、わりっ。ねーさん」


「おっと来ました、桃太郎の配下たち」


「「「うるさいグリコ!」」」


「サーセン!?」


 グリコを怒鳴る三人組。それぞれ…

 猿のランドマーク『キルクリーチャー』の田中。

 犬にランドマーク『ドック・ザ・スピード』のランマ。

 鳥のランドマーク『ウィンドローブ』鳥のリースである。


「ああ?もじかじて、オデ最後か?」


 猪のランドマークを持つ『ディストラクションネイル』のマイクで、騎士団屈指の大男だ。


 これで、揃った…


「皆んなよく来てくれた、これからスラムに攻め入り犯罪プレーヤーを殲滅に向かう。準備はいいか」

 次回、月曜投稿。


 ただ、そろそろ別作品の創作に手を付けていきたい。

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