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ゲームは狐と共にあり  作者: フィング
第4章みんな個性豊か
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89 真実は空の中

 今回、ネズミが壊れます。

「騎士団が……彼らのせいで僕らは」


「そもそも、真に悪意を持ったプレーヤーを捕まえる牢屋も、賞金首のシステムもずっと前から存在してたネ。でも、赤いピアスがつけられたからは、NPCから嫌われ通報とかもされるようになったサ」


「NPC…まさか」


「ソウ。典型的な大規模ギルドによる影響が出ていたんだネ。誰かしらは気づいてたいたかもしれない事だが、表立って大規模ギルドを……ましてや青空騎士団に文句を言ったらこっちが悪者サ」


「くっ……そっぉ!」


 泣きそうだった。言葉に言い表せなかった。


 今まで助力を費やしていた相手が、己を苦しめていた元凶だったなんて。


 =☆☆=☆☆=☆☆=


『君はかなり強かった。この僕も苦戦するぐらいにね。そこで僕と契約をしないか?』


 契約?


『君は僕らに助力をする。それによって成果を上げれた場合、居場所を提供しよう。最初こそ忌避されるだろうが、我らは騎士団。どうにでもできる。さあ、どうする』


 ……この苦しい状況から抜け出せるのなら。


『そうそれでいい。助かるよ』


 =☆☆=☆☆=☆☆=


 ソーラと戦い認められ、十二の幹部の一人にもなれた。今回、スラムを落とすことができたら正式な形で騎士団に入れる。表立って顔をさらすことができる。そう思ってたのに……


 ホ  ント ウ   カ?


 ここで、助けを求めれば僕は助かる?


 カ クショ  ウ    ハ?


 ここで何かを求めたって、何が生まれる?


 ナ ニ  モ 


 どうすればいい


 キライニナレバイイ。スベテヲ壊したくなるほどに。


「ムムッ!?」


 ジェフリーは後ろへ跳び上がり、ナイフを向ける。

 ラットは何もしていない、答えてもいない。ただ、雰囲気が変わった。恐怖を覚える程に。


「ラット!何をした!?」


 今初めて、感情を表す表情で叫んだであろう。

 今のラットはおかしい。何かに取り憑かれてる。


「お前は……誰だ!!」


「僕……僕は、()()()()()・ラット!」


「デネブラエ。闇を示すラテン語カナ」


「よく知ってるね。まあ、知ったところでどうにも」


「どういうことカナ」


 低い声で問うジェフリー。それに対してラットは笑った。


「あなたは力を見せた、素晴らしかった。でも、そんなもの知らない、知ったこっちゃない。青空騎士団が元凶って言うなら話が早い、壊しがいがある。全て僕が、内側から破滅させてやる!!!!!!!」


「それが、本当のラットナノカイ?」


「これはデネブラエ・ラットの本性さ、正体さ」


 これではまるで、立場が逆転したようだった。ピエロは笑みを失い萎縮し、ネズミは笑い狂人となった。


 ジェフリーは、気がついた。


「まさか、二重人格なのかい?」


「そうとも言える、元より二つで一つ。では、僕は一旦帰らせてもらいます。襲撃の決行は今日の夜九時半です。好きに抵抗してもいいですが、邪魔するな」


 体はネズミとなって分離し、ラットはその場から消えた。


「ラット。そうだったのか。さてどうするカナ。どうあがいても時間的に何もできないしネ。でも、あそこの皆んなならわかってくれるサ。さあ、ショーの幕開けダヨ」


 今日の空は、異様に曇っていた。

やばいです、つらそうだ。

我作者思う。双子と阿吽の呼吸と狛狐と二重人格と「ニ」に関わるの多くね?


次回土曜に投稿予定。

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