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ゲームは狐と共にあり  作者: フィング
第2章ゲームに慣れてきたころ
8/132

8 結局バグは何だったのでしょう

暑かったですね夏。もうそろそろ勉強し始めないとやばい時期に…

小説どうしよう。見てる人少ないとはいえそこらへんは守りたいし…

(;´・ω・)ハア

 アップデートが終わり狐白は「グランド・エデン」にログインする。

 目を開けるとそこは知らない天井…


「いや、ただ宿でログアウトしただけだけどね」


 特に理由はないが、1度は泊まってみたかった。


「ギルドを立ち上げれば、建物と部屋が手に入るらしいけどな」


 公式サイトをよく閲覧するようになってからゲーム内の知識が増えてきた。少しはゲーマーらしくなってきたのだろうか。


「…あとは」


 サイトに載ってあった自分の動画。

 それと共に書かれた「狐の少女」という単語。


「自分そんなに女の子に見えるのか?」


 部屋に設置された鏡と向き合う。

 1度水面で自分の姿を見たが、鏡でまじまじと見つめるのは初めてだ。


「少女のようなそうでもないような…いや少女って言われるとそうとしか見えない?」


 恐る恐るオプションを開きプロフィールを見る。

 性別は機械が自動で読み取るため、それを変更することはできない。

 ただバグった白夜のプロフィールは…


「性別…空白?しかも身長は137センチってチビかよ自分!」


 文字化けではなく本当の空白である。おそらく機会が性別を認識する前にゲームが始まったせいなのだろう。バグというよりかわ必然的なことだったのかもしれない。


「んー、自分はこれから少女として遊んでいかないといけないのか[ピッロリン]…な?」


 うなる白夜も元へメッセージが届く。


「誰からだ…運営!」


『ゲームをプレイしていただき誠にありがとうございます。つきましてプレーヤー名【白夜】の文字化けバグを直しました』



 プレイヤー名【白夜】 職業:白霊狐  LV:16→18+☆1


 体力:6→7

 筋力:4

 俊敏:10→11

 器用:8

 魔力:6

 精神:2


 装備:頭=白霊狐の面[隠蔽] 体=柔軟な革鎧 足=旅人のズボン 

 靴=軽い靴 武器:真意の武具・銀[固定]

 アクセサリー:1鑑定のイヤリング 2罠発見の目 3忍者の懐・クナイ 4空白


 スキル:なし


 どうやらステータスについてはバグと判断されたようだ。

 あの動画を見て調べてくれたのだろう。


「安心したけど、なんだこれが職業(ジョブ)白霊狐?」


 職業:【白霊狐】

 白銀の狐族。これは狐の一族しかクラスチェンジできない。

 武器は【真意の武具】で固定される。


「うん、自分、狐の一族違う。自分、人間」


 少し混乱気味になる。やっぱりバグは完全に治ってない。


「だってほら~【白霊狐の面】を外すとほら耳も尻尾も…」


 残ってる。

 おかしい。狐面の効果で生えてたはずなんだが…


 嫌な予感はするがプロフィールを再確認する。


『種族名:シルバー・フォックス』


 このゲームには、ドワーフ・エルフ・人族・獣人といった種族名が存在する。

 その中にシルバー・フォックスなんて存在しない。

 レベルが最大値を超えると種族が進化するらしいが…


「少なくとも俺は、始まりの町を出て、次の町へ進んだほうがいいのかもしれないな」


 一周回って冷静になった白夜は今後の方針を考える。


 周りからは上級者扱いをされるだろう。

 ならば、ゲームの最前線へ向かったほうが変に怪しまれずに済む。


「さっそく、馬車を探しに行くか」


 レベル的には心許ないが、善は急げということで移動用の馬車を予約しに向かう。

 予約自体はすぐだったが、貯金がほぼなくなったショックは隠しきれなかった。

あくまで趣味で書いた凡人作品ですが、面白いなどのコメント・ブックマークは作者のモチベーションを上げます。


投稿日は、毎週土曜朝5時に変更いたします。楽しみにしててね(*^-^*)

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