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ゲームは狐と共にあり  作者: フィング
第4章みんな個性豊か
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72 不法地帯にgoー

忘れてた(^o^)

 自分たちのギルドを設立するため、双子とピエロと狐は不法地帯のスラム街にやって来た。


 白い建物が並ぶ風景なのは変わりないが、他と違って薄汚れておりところどころ物が壊れていた。

 外周部には手作りの塀が建てられており、そこの門の前には二人の男が突っ立っていた。


「面白い顔ぶれだな。あんたら賞金求めて来たくちか?」


「少なくとも、犯罪者ではねーな」


 入り口の左右に陣取っているところから見るに門番なのだろう。あからさまに悪びれているが、ここゲームだよな?


「ジェフリーさん。早速交渉お願いします」


「別に、賞金なんてどうでもいいのサ。私達はただギルドを立ち上げたくてここに赴いたのサ。元よりここで賞金稼ぎなんてできないとわかっているのヨ」


「へ、そうかよ。まあいい通れ。怪しい動きをしたらすぐにとっちめられるからな。善人も悪人も手出し無用のエリアだ。夢々忘れるなよ」


「「ラジャー」」


「この双子?今から入る場所わかってんのか?」


 軽く一悶着があったが思ったよりもすんなり入れた。だがまだ油断は禁物だ。早いところことを済ませたい。


「ジェフリーさん。一応ここに来るのは初めて度すよね。道とかわかるんですか?」


「実はここに知り合いがいてね。ちょうど向こうに見える壊れた噴水のとこで待ち合わせしてるのさ」


「知り合い?」


「ねえねえ誰かいる」


「ねえねえあの人黄昏ているよ」


 古びたマントと防止を身に着けたダンディーな男性が文字通り黄昏れていた。

 ジェフリーの姿を見つけると、軽く笑みを浮かべて話しかけてきた。


「よお、ピエロのあんちゃん。待ってたぜ」


「あれ?この人どこかで」


 狐影にとって何故か既視感ある顔だった。


「そいつらがあんたの連れか……ってお前はあのときの狐!?」


「あ、やっぱり会ったことが」


「忘れれるかよ。暗い森の奥で襲撃してきたあの黒い狐で間違いねー!」


「確かその時、偉そうな面してた親分がいましたね。自分の身は守って他の仲間を見捨てたあの……」


 狐影になって初めての戦闘。

 馬車を襲撃しようと企んでたプレーヤー集団の中で金色に輝いてた方がいた。


「この人の名はバルス。役職(ジョブ)はナイトで元々盗賊の真似事をしていただよネ」


「それは知っています。でもなんでこんなところに?」


「どうもこうもあるか。俺らみたいな犯罪者プレーヤーが増えたって理由から、法律制度ができた。それで治安は良くなっただろうが、過去の経歴がすでに汚れっちまった輩がやり直せる機会がないときた」


「それは……苦労してるんですね」


 その表情からも、にじみ出てくる感情からもその苦労が読み取れた。

 犯罪者は一生犯罪者としてビクビク過ごさなければならない。最悪ゲーム自体を辞める人も出てくるだろう。


「まあまあ、そんな人のためにここ不法地帯があるんだヨ。開き直ってイコ?ほらスマイルスマイル」


「ああ、そうだな。アンタにはいつも助けてもらってるよ」


「ピエロさんやっさしー」


「ピエロさんかっこいいー」


「どうもどうも。お褒めにいただき光栄です」


「では、早速目的地まで案内する。それと言っとくが狐、きっと俺は一生お前を許さないだろう。それを忘れるな」


「一応、肝に銘じておきます」


 ここが不法地帯。独自のルールが定められた犯罪者の楽園。そこにギルドを立ち上げるなどイカれているであろう。全くもってその通りだ。


 ここはいかれ者の集まり

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