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ゲームは狐と共にあり  作者: フィング
第1章ゲームの初まり
7/132

7 運営人の嘆き1

ゲーム会社さんの声を聴きたいかー(*'▽')ィェーィ



 動画を見たあの日、どうもゲームをする気にはなれず勉強に没頭していた。

 同時に緊急メンテナンスが行われてると知らずに…


 =☆☆=☆☆=☆☆=


 《バーチャル式会議室》

『今からから緊急会議を開く。まずはこの動画を見てほしい』


 流れるのは、クナイで複数のプレーヤーを奇襲し無力化する動画だった。


『これは昨日撮影されたものらしく、明らかに異常な動画だ』


 会議室がざわつく。


『会長、これはいつぞやの上級プレーヤーなのでは?』


『いや、このスキルは作成すらされていない未知なるものだ』


『え!?そんなまさか…隠し要素のスキルでもないのか?』


『ああ、そのようだ。早急にスキルのプログラム一覧を確認すると面白いことになっていた』


『面白いこと?』


『会長!真面目に話してください』


『私は真面目さ。ただあまりの偉業につい笑ってしまうのだよ』


『え?』


『ここからは、私が』


 司書の青年が、ガラス製の端末を操作すると全員のモニターにとある資料が映し出された。


『これは、スキルやアビリティなどのプログラムを管理しているファイルです。その中に我々の知らないスキルやアビリティのプログラムが見つかったのです』


『そんなまさか!?』


『一体なぜ…まさかハッカーか!?早急に対処を』


『まあまあ落ち着け』


『落ち着けますかこんな状況で!?』


『えー、その不明なプログラムを調べてみたところ…』


『ど、どうなんだ!?』


『かなりのクオリティーで仕上げられていました。ゲーム内に出しても問題ないぐらいに…』


『な、なにーー!??』


『さらに、それらの中にはゲーム内ですでに実装されてるものもありました。あの動画に出ていたプレーヤーのスキルもその1つです』


『なんていうことだ。そんなことに気づけなかったなんて…』


『それよりも問題になるのが不正プログラムの消去だ。正直消すのがもったいない』


『ですが会長…』


『しかも、このプログラムを作成しただろうハッカーは、我々よりも優れたVR技術を持っている』


『まさか、そんなことがあり得るのですか!?』


『1人とは限らない。あのプレーヤーの仕業とも断言できない。だがこれだけは言える。500以上ある不正プログラム及び、それを補助する広大なプログラムを念入りに消去する羽目になるぞ』


『500…え?』


『そんなに…?』


『何の不具合もないようだしこのまま様子を見るのもありだが、残業して消去するのもありだぞ?』


 会議室の空気が冷え込む。


『ああああああああ!嫌だああああああ!』


『残業怖い残業怖い残業怖い残業怖い残業怖い残業怖い残業怖い残業怖い』


『ゆ、許してくれええええええ!!』


『オワタ…グハッ!』←99ダメージ受けた


 机に頭を打ち付ける者や泣く者、死んで1年放置された魚の目をした者もいる。


『では、様子を見るとして異論なしだな』


『『『はい!!!』』』


『は…い…グフ』←(+_+)


 全員の合意で、様子を見ると決まった。


 =☆☆=☆☆=☆☆=


 《公式サイト・ニュース》


『アップデート内容:新スキルおよびそれらに関連するクエストの追加』


運営の嘆き2も出る予定です。ブックマークの評価本当にありがとうございます。


あくまで趣味で書いた凡人作品ですが、面白いなどのコメント・ブックマークは作者のモチベーションを上げます。


予定では、毎週金曜23時に投稿していきます。楽しみにしててね(*^-^*)

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