64 しつこい奴
投稿直前に、多くの矛盾点を見つけた。
危なかった(・・;)
本戦当日は今度の日曜日に開催される。それまでの間、白夜は鍛錬にいそしんでいた。
「ふう、そろそろ時間だな」
ゲームを終了し、朝食をとって学校へ向かう。
行きたくないと思うのはいつものことだが、今日はいっそう行きたくなかった。
学校にはソーラこと煉がいる。その彼に前日、負けてしまったのだ。はっきり言って気まずい。
「おお、狐白ちゃん。なんだか浮かないかをしてるね」
「ち・か・い・!」
「おっとすまない。悪気はなかったんだ」
「悪気あっただろ!」
早速、野生の煉が現れた。
・戦う
・魔法
・アイテム
・逃げる←
狐白は一目散に逃げ出した。
「あ、ちょい待て…あいつ足速!」
全力疾走した狐白は教室に着くと息切れで壁にもたれかかった。
「どうせすぐ来るだろうけど、逃げ切った」
「どうしたんだ狐白ちゃ……あー息切れしてるけど大丈夫か?」
「あ、えーっと…」
急に走ったからか、前がよく見えなかった。
「だれ…あ、ダンテさんかー?」
「え、なんでその名を」
「あ、狐白ちゃんだ。ちーす」
「来るな、よく死ぬグリコ」
「グホ!……いいダメージ入ったぜ」
「グリコの名前まで、なんで正体を知ってるんだ」
「なんでって、そりゃ森で馬車が襲われた時に一緒に…」
ここで、狐白の意識が覚醒する。
「はっ!いま自分なんて言ってた?」
「なあ、あんたもしかして……」
「追いついたぞ狐白!さあ、大会の最終結果を教えるのだ」
ここで野生のソーラが乱入。
・戦う
・魔法
・アイテム←
・逃げる
狐白はチョークを投げた。
それは、煉の脳天に直撃した。
「あだっ!?」
「その口調、腹が立つのでやめてください」
「な、何だと」
「ちょっと、落ち着けお前ら」
ここで大介が仲裁に入る。まあ、当然に行動だろう。
「まず煉、お前なんか変だぞ。口調もソーラのままだし」
「それの何が悪いって言うのかな?」
「……それと狐白、息切れしてた理由はなんとなく予想がつくが、チョーク投げるほどかよ。そんでもって当てるの上手だな」
「(ゲームで)練習したんで」
「……とりあえず、煉から話を進めよう」
「最初からそうするべきなのだ。狐白、大会の結果を早く述べるのだ!」
「そに前に、ソーラは何ポイント得られましたか?」
「聞いて驚くなよ。7千342ポイントだ」
「7千350ポイント」
「嘘だ!?」
「でも、負けた」
「……え?」
「自分はソーラに負けた。本当の戦いで」
「……」
四人の間に沈黙が走る。
「だからソーラ、決勝でお前を負かす」
「……望むところだ。だが、僕は狐白のゲーム名を知らない。教えてくれないか?」
「それは……」
「白夜だろ」
「え?」
ここで大介が正体を言い当ててきたことに、狐白は唖然とする。自信なさげな様子だが、大介その結論に至った理由を述べた。
「まず雰囲気や声質が似てた。あと、ダンテとグリコの名前を知っていた事から確信を得た」
「そうですか……」
ここまで言い当てられたら隠しようがない。ただ、白夜の正体こそ白霊狐である事実はバレていないようで少し安心した
「大介の言うとおりです」
「白夜っていえば、あの炎竜と戦ったって言うプレーヤーだね」
「確かに。なあ、その時の事教えてくれよ」
「それは、申す訳ありませんが無理です。彼が倒されるとまずいので」
「え?」
「とりあえずこれ以上は聞かないでください」
三人はまだ何か言いたげな様子だったが、教室の扉が空き先生が入室してきたため全員席につく。
その後あの3人と話すことはなく、家へと帰った。
=☆☆=☆☆=☆☆=
「運営のアドレスは……」
狐白は運営へと連絡を繋いだ。
『どういたしましたか、白霊狐さん』
『大会本戦に出ると思うのですが、その際の名簿を白夜に戻していただけませんか』
『……わかりました。プレーヤー名を白夜に戻します』
「出場者の中に白夜がいないとソーラ達に疑われるからな。でも、白霊狐で挑むのには変わりないが」
狐白はベットに倒れ込み、目を閉じる。
「さて、どうやってソーラを負かすかな」
一度負けたとはいえ、狐白の目に映る闘志は決して消えていなかった。
次は、土曜だ




