57 どうするべきか
総合評価の伸びがよく、嬉しい限りです。
今後とも宜しくお願いします。
放課後の教室にて、関わりたくないあの三人に目をつけられてしまった。
だが、大会の話には興味がある。それ以外にも、聞きたいことがあった。
「それより煉。今の口調、もしかしてソーラか?」
「良くわかったな…まさか狐白ちゃんもグランド・エデンをプレーしてるのか!」
「……まあ、ね」
本当ならここで話す予定ではなかった。しかし、相手がソーラなら別だ。
「なら話は早い。共にゲームをプレーしようじゃないか」
「お断りします。ろくな目に合わないので」
「な、何故だーーー!」
「いや、本当になんで何だ?」
「君たちが学校で意地悪するから…ってのもありますが、何よりホーさんの信用が無いからですね」
「お、お前。ホーの知り合いなのか!?」
「嫌われてましたよソーラさん」
「グハッ!」
「ソーラが精神的にダメージを受けた」
「このダメージを巧弥に移行!」
「ぐわーー!」⇐とばっちりで死亡
「何この茶番」
本当に何を見せられてるのだろうか。呆れた狐白はそそくさと帰ることにした。
ホーさんのことも知ってるようだし、これで青空騎士団のソーラだと確定できた。
会話からして、巧弥や大介も同じギルドに所属してるのだろうか…?
=☆☆=☆☆=☆☆=
狐白はグランド・エデンにログインし、すぐさまホーに連絡を取った。
『なんだい狐影や。無事イスティアにはついたのかね?』
『はい、おかげ様で。今回は青空騎士団のソーラについて話したいことがあります』
『なんだって!?まさか、何かまた悪さをしたんじゃないかね』
『いえ、そうではありません。実は、現実っでソーラと出くわしたのです。なんか同じクラスの人だったようで』
『まさかそんなことがあるとはね。あんた、こっちでの正体言ってないだろうね?』
『もちろん言ってません。ろくなことがないので』
『それでいい。まして、本物かどうかもわからないしね。人気プレーヤーを名乗るお偽物かもしれないからねえ』
『それもそうですね。では明日、詳しく聞いてきます』
『あんまり無理すんじゃないよ』
『はい』
やはりホーさんは優しい。あのソーラとは大違いだ。
しかし、あの煉がソーラを名乗る偽物だとは考えにくい。雰囲気も似ていたが、感情の色がよく似ていたのだ。
今まで感情の色や形で人を識別したことはなかったが、双子のクロムとノアルでさえも全く同じ感情を持っていなかった。
「感情で識別するなんて、ほんとうに心を読んでるみたいだな」
昔はこの感情を読み取る能力のせいで、心を読む君の悪い子供と忌み嫌われていた。そうなるのにもうなずける。
「どうしてこうなったんだっけ?えーと確か……覚えてないな」
何かきっかけがあったのではと考えてみるも、まだまだ小さい頃からの記憶なので思い出せない。
「とりあえず保留。このイスティアにある町の散策としよう」
ここイスティアは前の島と違う風景が広がっていた。
水色の水晶が所々に突き出しており、空飛ぶ小島や渓谷らしき穴が見られた。
それらはきらびやかとして、よりファンタジーらしさをかもし出していた。
そんな風景を背景とした街のの名は『アルデン』と言われており、白と水色を基調とした建物が特徴的だった。
「まさしく異世界の近代都市。ここ好きだなー」
話しによれば、この街の地下には大迷宮が広がってるらしく、完全攻略を目指さんとするギルドが多いため、そのための施設が点在している。
その施設の中で大きな力を持ってるギルドこそが、あの青空騎士団らしい。
「青空騎士団…ソーラ…また苦難がありそうだな」
できればこの予想は、当たってほしくなかった。
次話は、月曜日投稿。




