表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゲームは狐と共にあり  作者: フィング
第3章ゲームの行く末
46/132

45 狐影乱舞

2日目

 スタンピードが第三フェーズへ突入すると同時に、フルアーマー装備のオーガや狼の群れが出現するようになった。そのためプレーヤー側の陣形が崩れつつあったので、狐影が遊撃へ向かった。


 そこで、ホーが作成してくれた『ロイヤリティーブレイド』と『ハンド・アーツ』によって強化された狐影の狩りが始まっていた。


「シャドームーブ。同時にシャドーコーティング」


 シャドームーブで急接近し、シャドーコーティングのダメージ倍増と不意打ちによるクリティカルダメージで半端ないダメージとなり、あの大柄なオーガ相手を倒す強力な一撃となった。

 ただ、全ての条件をクリアしてないので即死クリティカルとはならないが、威力倍増の効果によって即死級の攻撃を再現することに成功した。


 そんなことを目にも止まらぬ速さで繰り返すものだから、数分で一帯のモンスターが消えてなくなった。


「よし、ちょっと移動しよう…ん?あれはプレーヤーだ。調子に乗って囲まれた感じかな」


 オーガと狼に囲まれ、体力もほとんどない状態だった。狐影は黒い小瓶を取り出しハンドアーツに取り付けると、プレーヤーめがけて撃ち放った。


「うお!なんだこれ、黒い煙幕!?」


「だれよ、こんなの出した奴」


「いや、今なら逃げ切ることが…うわ!」


 囲まれていたプレーヤーをワイヤーで使い釣り上げ、木の上に吊るす。少々可哀そうだが安全を確保するまでじっとしててもらおう。


「スタンショット。狼はこれで一掃して、ついでにスタンしたオーガも全員…これ、プレーヤー相手に使ったら怒られるかな?」


 黒い煙幕が晴れ、先程まではびこっていたモンスターが消えていた。その代わりに、黒い点がその場に残った。


「ちょっと待っててください、今降ろしますので」


「お、おう」


 ぶら下げていた3人を降ろし、ワイヤーを解いてやった。彼らは助けてくれた狐影に対して礼を言った。


「なんかよく分かんねえけど、助けてくれたんだよな?」


「はい、無事で何よりです。体力がないようですし送って行きますよ」


「そうさせてもらうわ。こんなところで死にたくないものね。だから行きたくなかったのに」


「悪かったな」


「では行きましょう」


 ちょうど第三フェーズが終わる頃だったので、モンスターは少なかった。


「ねえ、君はどうしてそんなに強いの?」


「どうしてと言われても……サポート系のスキル無しで乱戦を繰り返したからですかね。自分はバーチャルファイターと言うゲームでよく遊んでるんで」


「あの無理ゲーをか!それなら納得だ」


「確かにあれと比べたら、このスタンピードなんてヌルゲーよね」


「お前、プレーしたことあるのかよ」


「てか、それ以前にスキル無しであの速さっておかしいだろ!」


「あれ?サポートスキル無しに設定できたっけ…?」


「えっと、町見えてきましたよ」


「お、本当だ。ありがとな」


「回復したら必ず復帰するからな!」


「そう言いたいとこだけど、ログアウトよ確かめたいことあるから」


「え、マジで……復帰は無理なようだ!」


「つべこべ言わず行くわよ」


 3人は町へ行きログアウトしていった。同時に日が登り、第三フェーズ終わりのアナウンスが流れた。


 狐影も一度、町へ帰ることにした。

ゴールデンウィークだやっふぉーーーーい!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ