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ゲームは狐と共にあり  作者: フィング
第3章ゲームの行く末
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39 影人とは

ふー…間に合った間一髪。(*´з`)

 狐影(コカゲ)の時は白霊狐(ハクレイコ)の能力を使用することができない。それは、種族及び役職が違うからだ。


 狐影の種族名は【影人(カゲビト)】である。説明には、あらゆる種族の影から生まれた亡霊。影を操り影となる…ということらしい。


 今夜、影人の持つスキルおよび特性を使い狩りをすることにした。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 夜は昼間に出現しない高レベルモンスターが徘徊(はいかい)する様になる。本来、プレーヤーどうしで協力し合うのがセオリーだ。しかし、狐影はソロだった。


「そもそも、自分は黒くて見えないから連携なんて取れないだろうけどね」


 グラントスに売られている暗視のポーションを飲めば、暗闇は消え去り見えるようになる。しかし、狐影の持つ特性があればその意味をなくす。

 影人の特性【ブラック・ミスト】は周囲の闇を濃くし、その闇に溶け込む種族特有の能力がある。そのため暗視のポーションを飲んでも視界の一部が黒く染められてしまうらしい。


 近くのプレーヤーから「目ガーーー!」とか聞こえるが多分大丈夫だろう。


 その特性は敵モンスターにも有効だ。遮蔽の少ない草原にもかかわらず、何者も狐影の存在に気づく様子はない。感知能力の高いトラップスパイダーでさえ。何故か鳥肌が立つが気のせいだろう。


「ここからは…シャドー・コーティング」


 己を闇に染め、影に擬態(ぎたい)するスキルだ。その状態で切り裂かれた者は…


「確実な死へと追い込まれる」 


 トラップスパイダーはその一撃により仕留められた。その際に散った光の粒子は、本物の鮮血のようにも見えた。

 不意打ちであれば即死クリティカルに、そうでなくてもダメージ倍増となる。クールダウンは敵を一体倒すたびに解除され再度使用可能となる。


「よし。そろそろ次のスキルを試そう」


 近くの木々を見つめ、足場になりそうな枝を探る。前回の様に枝が折れ落下したなんて事が起こらないように、慎重に見極めた。


「あそこがよさそうだな…シャドー・ムーブ」


 一瞬で高い木の枝へワープした。その間は無音のため、背後にワープされても気づけないだろう。その場所から新しい獲物を探る。


 この繰り返しで、休むことなく獲物を狩り続けた。


 空を描く鮮血と共に狐は舞う。光り無き時間に開かれたパフォーマンス。

 ただし、それを目視出たきた者はいなかったという。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 朝日が昇り、広い大地と散りばめられた大量のアイテムがあらわとなる。

 そんな異常な光景にプレーヤーは、驚きを隠せなかったそうだ。


「ちょっとやりすぎたかな?スキルは大体確認できたけど特、少し手数が少ない気がする」


 狐影の持つスキルは基本一撃必殺の奇襲スキルばかりだ。影の中でしか真価を発揮できないという欠点もあり、正直に言って弱いのだ。


 その弱点を補うためにも、一度グラントスへ戻ることにした。

 

 ちなみに、散らばったアイテムは持ちきれないので放置することにした。今頃多くのプレーヤーが群がってることだろう。


あくまで趣味で書いた凡人作品ですが、面白いなどのコメント・ブックマークは作者のモチベーションを上げます。


投稿日は、毎週土曜朝5時に投稿いたします。楽しみにしててね(*^-^*)

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