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ゲームは狐と共にあり  作者: フィング
第3章ゲームの行く末
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35 狩られる者たち

「お、おい。どうすんだよあいつ」

「知るか馬鹿もん。とりあえず探せ!」

「お、オッス!」


彼らはそれぞれ背を合わせ円を描くような陣形をとった。アーチャーも弓を下げナイフをとる。


「親分よぉ、どこにも見えませんぜ。襲ってくる様子も…」

「あぁ?どうした」


そこには、死亡し砕けた直後の仲間の姿が目に映る。なんと陣形の中心に黒き狐が侵入していたらしい。


「…ッ距離をとれ!」


追撃を避けることはできたが分担されてしまった。


「こ、こんなのやってられっか!」

「おいこら待て!」

「その通りだ。なんで俺らがこんな目に遭わなきゃいけないんだよ!」


恐怖にあらがえず全員逃げ出し、親分ただ1人残ってしまう。


「お前ら…いやむしろ好都合か?」


彼は背後の大盾をしょうめんに構え叫ぶ。


「ゴールデン・ボディ!」


スキルにより、金色のオーラをまとい動かなくなる。


「これで最大10分間は動けなくなるが無敵だ。だからよぉ、先に逃げたやつを追ってくれやしないか?」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


《北方面》


「はあ、はあ、はあ…なんなんだよあいつ。本当に人間か?化け物だろ」


ソードマンのジョブを持つ彼は攻撃特化でスピードにステータスを振っておらず遅かった。だからこそ必死で走っていた。


「くっそー。死にたくねえ死にたくねえ死にたk[ガサッ]ひぃ!」


腰に下げてた剣をとり音の方向へ振り向く。そこには…


「ああ?なんだよホーンラビットじゃねえか。びっくりさせんな…」


首元の痺れと共に彼は砕け散った。恐怖を感じる間もなく。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


《東方面》


「速く速く。あそこにさえたどり着けば」


アーチャーの彼は、キャンプをしているプレーヤーの元へ向かっていた。無論狩るためではなく助けを求めに彼は走っていた。


「PKの俺ならまだしも、善良なプレーヤーを殺すはずは…見えてきた、焚火の」


それは希望の光にも思えたであろう。だが、足の痺れと共に転んでしまう。


「なんだ、クナイ⁉もうここまで。早くあそこへ…!」


クナイを外し立ち上がろうとするもうまく足が上がらない。よく見ると鈍足のデバフがかかっていた。


「あ、ああ…あ。タスケテ…」


必死に助けを呼ぼうと叫ぶが声にならず、彼も死に砕き散るのだった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


《西方面》


「逃げろ逃げろ逃げろ逃げろ!」


シーフの彼はとにかく必死だった。使えるスキルはすべて使い、おそらく一番遠くまで逃げれただろう。


「はあ、はあ。ここまでくればもう[ガルル]…え?」


いつの間にかオオカミの群れに囲まれていた。普段なら避けれたはずの状況だが、必死すぎて周りが見えていなかった。


「ひぃ…ぎゃああああ!」


シーフの彼になすすべはなく。飛び掛かられ絶命し砕け散ってしまった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


《狐影視点》


なんとなくだが、とても頭がすっきりした気分だ。今まで曇ってた脳の一部が晴れたかのようだ。そのおかげか今までよりいい動きができた。無駄がなく華麗に敵をなぎ倒していく。

しかし、分散されたため2人ほど逃がしてしまった。


「あーあ。あそこで落ちなかったら…まあ過去のこと考えても意味無いか。とりあえず今はどれだけ経験値が手に入ったかを…ん?」


ステータスウィンドウが2つ同時に出てきた。片方は元のステータスだが…


プレイヤー名【狐影(こかげ)】 職業:****  LV:****


体力:**

筋力:**

俊敏:**

器用:**

魔力:**

精神:**


【装備】

頭=**** 体=**** 足=身軽な短パン(軽)

靴=黒狼の靴(俊敏+5) 武器:***

【アクセサリー】

1鑑定のイヤリング 2罠発見の目 3忍者の懐・クナイ 4空白

【スキル】

****** ** *** ****


 一部表記は文字化けして読むことができず、もう一方のステータスも表記が所々荒ぶっていた。その非常事態に放心状態になるものの、突き抜ける日の光で我に返る。


「えっと、とりあえず町へ行こう。考えるのはそれからだ」


 現時点で断言できるのは、また苦労(システム的な)する羽目になるのだろうと。

あくまで趣味で書いた凡人作品ですが、面白いなどのコメント・ブックマークは作者のモチベーションを上げます。


投稿日は、毎週土曜朝5時に投稿いたします。楽しみにしててね(*^-^*)

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