表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゲームは狐と共にあり  作者: フィング
第3章ゲームの行く末
34/132

33 狐白は狐影

 狐白にとって5日ぶりのログインとなった。いつ来ても、幻想的で美しい世界だと感動する。けれども、また同じ池にダイブすることになるとは思っていなかった。


「…溺れる!なに、いじめ!?」


 なんだか懐かしい光景が視界に入る。広がる森、透き通った池、大型の熊に群がるプレーヤ…


「いや最後の光景は何だ…あれ、なんかデジャヴ」


 なんやかんや普段通りの光景だ…。だが、それはおかしい。


「最後にログアウトした場所じゃない?」


 最後にログアウトした場所は空中だった。だから町に強制送還された…だったら良かったが、どう見ても森だ。


「ここに何かあるのかな?印象深い場所ではあるけど」


 ゲーム開始時に投げ出された場所なのでよく覚えてる。その原因はバグだったが、こうして再び訪れるとは思わなかった。もしかしたらバグではなく、何らかの(システム)引き寄せた(ごさどう)のではないのだろうか。(結局バグ)


 周りを注意深く観察してみることにした。するとあることに気づく。ここは、遺跡なのだと。


 大きさの異なる石を積み上げただけの簡単なものだが、池を囲むようにして石像が並べられてる。その多くは崩れていたが、1つだけ原形をとどめていた。


「これは…狐?かなり精密に彫られてる」


 苔におおわれている以外目立った損傷はない。ただ、わずかに違和感を感じる。


「なんなんだ?池の中を見てる…なんかある」


 池の底には石碑があった。すると、吸い寄せられるかのように池へ飛び込んだ。


 石碑にたどり着くと、()()()()()()に手を伸ばした。それは簡単に取り外すことができた。


(これは…っ!?)


 今度は慌てて水面に向かって泳ぎ始める。


「…やっぱり溺れる!」


 仮想世界とはいえ、現在(リアル)に近い感覚はあるので苦しいのには変わりない。もう水はこりごりだ。


「はあ、はあ…で、結局なんなんだこれ?鑑定」


白霊(はくれい)秘宝(ひほう)

 詳細

 底知れぬ力が感じられ、常に白く発行している。

 白銀の覚醒者に与えられる『守護』の証。


「これは…あれ?」


 宝石は光の粒子となり、その手にまとわりつく。それは、何等かの模様を刻み消えていった。


 訳の分からぬ今の状況に混乱するが、身体に影響はないようだった。


「いったい、何のイベントだ?」


 模様の刻まれた手を空に掲げ見つめる。その手の隙間から日の光が差し込む。


 もう少し調査したいところだが、時間が無いためその場を後にする。再び、鉱山都市グラントスへ向かうために。

あくまで趣味で書いた凡人作品ですが、面白いなどのコメント・ブックマークは作者のモチベーションを上げます。


投稿日は、毎週土曜朝5時に投稿いたします。楽しみにしててね(*^-^*)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ