表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゲームは狐と共にあり  作者: フィング
第3章ゲームの行く末
28/132

27 仮想のライバル

あ~…(;´・ω・)。予約投稿が尽きる…

 空飛ぶ船で移動している最中に、炎竜に襲われた。

 そこで、一人のプレーヤーが船を飛び出しドラゴンに立ち向かった。

 しかし、炎竜の力は凄まじく勝つことは不可能だった。

 プレーヤーは負けを認め、死を覚悟する。

 だが、飛んできたのは攻撃ではなく言葉だった。


『何故諦める?』


 プレーヤーは語った。


『目的は既に果たした』


 そのような答えを返すと炎竜は、笑いだした。


 ここは【グランド・エデン】と呼ばれるバーチャルゲームの世界。

 なのにもかかわらず、これほどのストーリーが繰り広げられるとは誰も想像できなかっただろう。


 思わず、ゲームかどうかを疑ってしまった。


 =☆☆=☆☆=☆☆=


 腹に響く爆笑がようやく止んだ。


『はー。今まで様々な強者と戦い勝利していたが、このような形で負けるとは思いもしなかった』


「そ、そうですか」


『なんだ、さっきまでの威勢はどうした?さっきまで強者の目をしていたはずだが…』


「そんな威勢は、笑い声と共に消えていきました」


『ふむ、おかしなことを言う。今すぐにでもお主を殺せるというのに』


「ですが、戦う気はもうありませんよね」


『なぜそう思う?』


「あなたから、戦いたい感情が無くなって…いるからです」


 ふと疑問を抱くが、続けて炎竜は話し出す。


『ほう、お主は感情を読み取れるというのか。そんな人物、今まで1人しかいなかったな』


「え⁉」


『そういえば、その者も白い耳と尻尾を持った種族だったな』


 炎竜の言葉に戸惑いを隠せない。

 そもそも、感情を読み取る能力はゲームを始める前からすでに持っていた。


 あらゆる疑問が、心の奥底から湧き上がる。


 [感情が読み取れるのは普通じゃない]


       [何故最初から種族が決まっていたのか]


   [何故キャラ作成が中断されたのか]


      [自分の能力を当たり前と認識していた]


 [何故自分は不可思議な能力を持っていたのか]


   [ゲームで自分と同じ境遇の人物が存在した]


 訳が分からなかった、何も考えられなくなった。


 この状況から逃げたい。そんな一心でログアウトのしようと画面を開いた。


『何に怯えている?』


 その一言で、ハッと我に返った。

 見上げるとそこには炎竜がいる。だが、ぼやけててよく見えない。


 白夜の目には涙が浮かび上がっていた。

 息も荒く、大量の汗も流れてた。


「自分が、怯えていた?」


『少なくとも、我にはそう見えた』


「それほど、顔に出ていた?」


『誰が見ても分かるぐらいに』


 炎竜の表情は変わらない。それでも心配してくれていると良く分かる。


『恐怖を知らぬ我には理解できんが、怯える者は幾度も見てきた』


「…」


『恐怖に沈めば、心を失う。できればお主にはそうなってほしくない』


 まさか、NPCに(なぐさ)められる日が来るとは思わなかった。

 それでも、重く強い意志が響いてくる。


『我が名はフェルドラド。いつかまた戦おうではないか』


 雲を切り裂きながら、嵐のように立ち去って行った。


 白夜はうつむいたまま、町にテレポートして帰るのだった。


 =☆☆=(゜-゜=☆☆=


 新モンスター、について語るスレ(非公開)


01無名:今回新しく、炎竜といったモンスターが出現した。情報元は、あの『狐の羽衣』のリーダー本人の物だったので間違いはないだろう。


02無名:場所は空中。船で島を横断する際に突然現れた。とても見たい。すごく見たい。


03無名:というわけで、それらの情報を集め明日また語り合おう。


04無名:了


05無名:量


06無名:…[05無名]よ、この場面で打ち間違えるかよ。


白夜の知らない間にも、プレーヤーたちの会話が行われるのだった。


あくまで趣味で書いた凡人作品ですが、面白いなどのコメント・ブックマークは作者のモチベーションを上げます。


投稿日は、毎週土曜朝5時に投稿いたします。楽しみにしててね(*^-^*)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ