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ゲームは狐と共にあり  作者: フィング
第3章ゲームの行く末
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26 炎竜との闘い

 自分は、同じ世界観で平行した物語を考えるのが好きです。

 なので、別の作品で同じ歴史、人物、場所、名前、環境が出てくる場合があります。


 とはいえ、マイペース投稿なので大目に見てね。


 …これ、ここに書いてもよかったのかな(;´・ω・)?

 白夜が飛び出した後の船内は静まりかえっていた。


「…白夜」


 船内で膝をつくホムラの目には光るものがあった。

 もとより彼女は、過剰に自分を責めてしまう傾向がある。


 故に白夜を守れない自分を責めていた。


「私が弱いせいで…約束を…次の島まで同行する約束も守れなくって」


「ホムラ様、落ち着いてください」


「ああそうさ、ホムラ様は何も悪くありません。今回はただ運が悪かっただけで…」


 ホムラのパーティーメンバーである彼らが慰めようとするが、声は届かない。

 ただ1人。彼女を除いては…


「ここで泣いては、白夜の善意が嘘になってしまいますよ」


「…え?」


「白夜は良かれと思って行動を起こしたのです」


「リン…」


 彼女もまた、白夜を心配していた。

 白夜と言葉を交わし、ライバルであれど悪いやつではないという認識をするようにはなった。


 皆は先の見えない雲をただただ見つめるのだった。


 =☆☆=´;ω;`=☆☆=


 空中で赤い炎と、白銀の狐が飛び交う。


『ゴオオオオオオ』


「銀霊!」


 炎竜はまるで竜巻のようなブレスを吐き出す。

 白夜はそれをひらりと避ける。


 白夜は群れる狐の霊で攻撃する。

 炎竜は図体がでかいので、ほぼ全ての銀霊が命中するがどれも大きなダメージには至らない。


 両方とも決定打を与えられず、持久戦となっていた。


 すると突然飛竜の鱗が光る。


「またか…守護の宝霊術!」


 炎竜から火の粉が噴き出す。

 守護の宝霊術は消滅し、火傷の継続ダメージが入る。


「ほれ…ライフ・ザ・ドレイン」


 ライフ・ザ・ドレインで回復及びダメージを与える。


 あの火の粉は避けようがない。

 本来なら炎耐性スキルをもってして戦う相手なのだろうが、あいにくそれを持っていない。

 そもそもそれらの耐性スキルは、序盤で取れるものですらない。


「序盤で戦う相手じゃなさそうだけど…っと、危ない」


 一撃一撃は重たいが、モーションが長いため攻撃を予測できる。


 威力体力共に凄まじいが、特に問題はなかった。

 そう思っていたが……


「船を飛び出してから何分立った?ちょっと眠たくなってきた」


 この長い戦いは、ゲーム内時間で1時間以上続いた。

 精神的にもかなりきつくなってくる。


「もうすぐ半分。船は既に到着してるだろうけど……」


 今から帰ることは不可能だ。

 街への帰還用ワープスキルに至っては、詠唱が長いため今は使えない。


 もうこのまま倒すしかないという状況の中、炎竜に変化が起きた。


『グオオオオオオオオ!!』


「うっ、なんだ!?」


 突然咆哮をあげ、行動パターンが変化する。ボス級相手だとよくあることだ。


「星2の上にボス級だったのか!?いや、ボスだから星が2個ついてるのか?」


 そうのんきなことを言ってはいられなかった。

 またあのブレスが来る。


 はずだった…。


「ブレスが…ん!?」


 ブレスと見せかけて突進を仕掛けてきた。

 回避するが追尾してくる。


「っぐ、痛!」


 よけきれず、片腕を失った。


 明らかに不自然で予測不可能な攻撃だった。

 ここからまたアドリブで戦うこととなる。フェイントや炎による陽動と攻撃、回避力も上がっていた。


 これではまるで…。


「プレーヤーと戦ってる気分だ」


 そう。

 規則性を持ったコンピューターではない。

 炎竜の動きはまるで、知能や技術、経験を持ち合わせたプレーヤーの動きと全く同じだ。


「相手の体力は残り5割。我ながら削った方じゃないかな?」


 宝霊術を使いすぎたせいでMPが底を突き、体力も少ない。

 今の白夜に炎竜は倒せない。そもそも、ステータスに差がありすぎた。最初っから無謀な戦いと決まっていたのだ。


「…終わりだな」


 白夜は足を止めた。

 もう避ける気など1ミリもない、むしろ疲れ切っていた。もう動きたくないと体が悲鳴を上げてるようだった。


 目を閉じ、死の覚悟を決める。


『……何故諦める?まだお前は戦えるだろう』


「驚いたな。まさか竜と話せる日が来るとは」


 声の主はもちろん炎竜。

 ただ、口で話しているわけではなく念話のようなもので話しかけられた。


「目的は果たした。戦う意味はなくなった」


『意味が分からぬな』


「お前を倒すことは諦めたが、それは目的とは違う」


『なに?』


「自分の目的は船からお前を引き離すこと。勝つことが目的じゃないんだ」


『…』


「船が島に着いた時点で自分の役目は終わったのさ」


 負けた。とはみじんも思っていない。

 炎竜を倒せなかったのは悔しいが、それだけだ。


『…ククク』


「ん?」


「グワーハッハッハッハッハ!」


「…⁉うるさ」


「なるほど、あの船を逃がした時点で我は負けていたのか」


「あ?ああ」


 恐らくだが、この竜は悪い奴じゃないと思う。

あくまで趣味で書いた凡人作品ですが、面白いなどのコメント・ブックマークは作者のモチベーションを上げます。


投稿日は、毎週土曜朝5時に投稿いたします。楽しみにしててね(*^-^*)

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 十分の三まで削ったと言ってるのに残り五割? あと十分の三じゃなくて三割の方が良いかと思います [一言] 頑張ってください
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