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ゲームは狐と共にあり  作者: フィング
第3章ゲームの行く末
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24 旅する準備

 空飛ぶ船の旅はロマンである。

 雲の上を飛び、鳥と同じ空を漂うこの空間は「自由」といった漢字が思い浮かぶ。


 ただ現実はどうだろうか。

 目的の浮島に到着するのは数日、リアルでは一時間もかかる。

 そんな長ったるい時間を何もせず過ごすのは正直厳しい。


「ホムラさんもログアウトしたし、自分もログアウト…」

「ねえ、白夜。ちょっとよろしいですか」

「えっと…リンでしたっけ?」

「な、呼び捨てですか!?」

「そっくりそのままお返しします」


 ホムラの次に印象深かったプレーヤーの「リン」が話しかけてきた。

 気が強く「ホムラ様のためなら何なりと」とか言ってそうな変人だと記憶してある。


「なんか変なこと考えてますね」

「そんなことありますね」

「そこは否定しなさいよ!」

「嘘はドロボーの始まりすからね」

「いえ、あなたは既に泥棒よ。大泥棒!」

「は?」

「へ?」

「まさか自覚がないの!?私から盗んだじゃない」

「いいえ、なのも盗んでなんか…」

「私のホムラ様を盗んで独り占めすつもりでしょ!」

「はぁ…」


 訂正

 気が強く「ホムラ様今日も美しいですわ…ハアハア」とか言ってそうな変態と記憶し直しておきます。

 まさかそんな人が現実にいるとは思わなかった。いたらいたで捕まってそうだが。


「また変なことを…」

「考えてなくもないですよ」

「否定…あれ、否定してる?…ああ。そこは否定しなさいよ!」

「なに迷ってるんですか」

「うるさい!」

「ちなみにホムラさんはどんな人なんですか?」

「突然話を変えるのですね。まあいいでしょう」


 いいらしい。

 

 同じ狐同士、相手のことはよく知っておきたい。

 そのためにホムラさんのファンクラブ会長ことリンさんに伺う。


「ホムラ様がどんな方かというと、とにかく偉大な人よ!ギルドマスターとしてのカリスマ性を持ち、実力も容姿も頭脳も素晴らしいお方ですわ。ここだけのお話、ホムラ様の使ってるアバターはリアルのと同じなのですよ」


「金髪もですか?」


「いえ。あれは種族が変わったせいですわ。変わる前は綺麗な茶髪でしたのよ!」


「そうなんですね、リンさんは何でも知ってるのですね」


「そうよ~。あと、オドオドしてたりとか、1人は寂しいとか、抱き枕がないと眠れないとかのギャップもすごくいいのよ~」


 体をくねくねしながらいらないことまで話し出すリン。背景にハートの幻覚が見える。


「えーと…とても詳しいようですが、リアルでもお友達なのですか?」


「ええそうよ、同じマンションに住んでてお隣さんでもあるのよ。まだ小学生のころは泊まりに行って一緒に寝て…抱き枕にされたことも…」


 やばい。顔に18禁モザイクの幻覚が見える。


見てられないのもあり、こっそりログアウトすることにした。


 =☆☆=18=☆☆=


 白夜はログアウトし現実(リアル)で目を覚ます。


 もうすぐ昼時なので昼食を作る。

 だが、最近簡単なものかヌードル系ばっかり食べてる気がする。


「一度、ゲームをしない日も決めないといけないかな?」


 リアル・バーチャルゲームの『リアル・ライト』は今までのゲームと違い仮眠状態でプレイするため目などの負担が少なく、長時間プレイできてしまう。

 ニュースでその問題が取り上げられていた。


「でもな~。あれの録画もあるしな…」


『あれ』とは即ち『バーチャル・ファイター』のことである。

 そのプレー動画をあげており、第2弾をもうすぐ出す予定だ。


「ごちそうさまでした。じゃあバーチャル・ファイター・コボルト戦行きますか」


 リアル・ライトを取り付け、起動する。

 今後。この戦がどれだけ人気が出るかを知らずに…。

あくまで趣味で書いた凡人作品ですが、面白いなどのコメント・ブックマークは作者のモチベーションを上げます。


投稿日は、毎週土曜朝7時に投稿いたします。楽しみにしててね(*^-^*)

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