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ゲームは狐と共にあり  作者: フィング
第3章ゲームの行く末
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23 まずは友達から

 設定として、今立つこの大地は浮遊島であるらしい。

 その浮遊島は今のところ5つ存在するらしく最後まで到達したプレーヤーはいまだいないらしい。


 浮遊島を行き来するには、レベルが30を超えた際にもらえる通行許可証と、直前のボスモンスターを倒す必要がある。

 それが済めば、空飛ぶ船で島と島を簡単に行き来できるようになる。


 ホムラにはボスモンスターを討伐する手伝いと、これから行く浮遊島の案内をしてもらう予定だ。

 今日はまずボスモンスターに挑みに行く。


「噴水の前にいるので早く来てね…集合場所ぐらい事前に知らせといてよ」


 先ほど届いたメッセージを読み上げたのち、準備を済ませ宿のチェックアウトをする。

 あとは急いで噴水のある場所に向かう。


「…お待たせしました」

「全員そろったわね。じゃあ出発するわよ」


 白夜とホムラ率いるパーティーが堂々と道の真ん中を歩く。


「あれ、ホムラさんだよな。なんでこんなところに」

「尻尾めちゃくちゃフワフワしてる。触ってみてー」


 影でこそこそ話すプレーヤーに威嚇するリンさん。それをなだめるホムラは大変そうだ。


(必死なのはわかるけど、それが迷惑になってるのが分からないのかな)


この調子のまま門を抜け、ボスのいる洞窟に向かうのだった。


 =☆☆=☆☆=☆☆=


「これからボスを討伐する。1度倒したことがあるとはいえ油断するな!」


「「「「は!」」」」


 ホムラのカリスマ成分が回復してきたところでボス討伐が始まる。


 相手は『黒狼』と呼ばれる狼だ。ちなみに今白夜のつけてる装備の一部はそいつの素材でできている。


「ナイト、前に出て爪の攻撃を3回防げ」


 ナイト職のプレーヤーが3人ほど前へ出る。すると黒狼は猛進して彼らに襲い掛かる。

 攻撃は指示通り3回目で終わる。

 すると後ろから剣士1人が右目を切り裂き、ホムラの矢は左目を射抜き、リンの魔法が黒狼の脳天に直撃する。


 体力が一気に削られ赤ゲージまで追い込んだ。

 すると黒狼は後ろに飛び移り赤い雷のエフェクトをまとう。


「削り切れなかったか…全員ナイトのもとへ集まれ!電撃が飛んでくるぞ」


 ナイトがスキルを発動し全方位を守るようにシールドを張る中、黒狼の遠吠えが洞窟に響き渡る。


「来るぞ…て、あれ?」


 しかし、電撃の攻撃は白夜の攻撃でキャンセルされた。

攻撃は不意打ちクリティカルとなり結果体力は全損。ガラスのように砕け散るのだった。


「白夜!なぜあんな危険なことを」


「ナイトの後ろに逃げれる距離にいなかったので攻撃キャンセルを狙いました」


「はあ…凄いというより危なっかしい人なのね」


「まあ無事討伐できたので良しにしましょ。皆さんがいなければボスを倒せなかったでしょうし」


「…そうね、みんな良くやったわ。このまま船着き場まで向かいましょう」


洞窟を後にし船着き場まで向かうのだった。


 =☆☆=☆☆=☆☆=


 船着き場についたときは感動した。

 浮遊する小島、下に見える雲、空を横切る大きな鳥…

 VRゲームでしか見れない絶景がここにあった。


「凄いですね。感動しました」

「私もよ。いつ見ても驚かされるわ、この景色に」

「おーい、船取れたぞー。早く乗れー」

「分かったわ。行きましょ白夜」


 ホムラに手を引かれ船に乗り込む。

 最初はなんだか恥ずかしかったが、ホムラの楽しそうな笑みを見ると同じ笑みを浮かべてしまう。


 ホムラからは純粋で優しい感情が流れてくる。

 それは、今は亡き白夜の母から感じたそれと同じように思えた。


 おそらく白夜は、今この瞬間を忘れることはないのだろう。

あくまで趣味で書いた凡人作品ですが、面白いなどのコメント・ブックマークは作者のモチベーションを上げます。


投稿日は、毎週土曜朝7時に投稿いたします。楽しみにしててね(*^-^*)

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