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ゲームは狐と共にあり  作者: フィング
第2章ゲームに慣れてきたころ
17/132

17 狐は踊る

小説を書くときに考えるストーリー。

自分は、和風メドレーやケルト音楽などの曲を聴きながら

考えます。

というよりも、勝手に頭に曲ならではの風景が思い浮かびます。

 見ていられなかった。

 無防備な彼女へ容赦なく襲い掛かる野蛮な大男。


 なぜだろう、赤の他人なのに。


(大会がめちゃくちゃにされたから?)


「違う…」


(展開がつまらないから?)


「違う…ただ…傷つけられる彼女を見てられないんだ!」


 狐の化け皮を解き、本来の姿をさらしガラスを割る。

 その音は会場に大きく響いた。


 =☆☆=☆☆=☆☆=


「俺の優勝は譲らねーーーー!!」


 乱入者は叫ぶ。だが彼の振るう斧にかすりもしない。

 ただ白夜は可憐に美しく舞い踊ってるだけだ。


「俊歩」


 同時に不可視の術を使用した。会場から白夜の姿が消える。


「ファントム・ミラージュ!」


 今度は大男の周りを出たり消えたりする分身に襲われる。


「ぐあ、が…負けるか!!!」


 しびれを切らした乱入者が波動を周りに飛ばす。

 分身は全て飛んでいき消えていった。


「くそ、どこだ!」


 今度はクナイが背中に飛んでくる。

 白く燃えるクナイは乱入者に膝をつかせる。


「っぐ…うぬう…なんだ?」

「ライフ・ザ・ドレインだ。容赦はしない」


 声だけが響く、が姿が見えない。


「くそ…ぬ!?」


 狐の集団が大男を取り囲む。その白銀の狐はとびかかりそして、閃光と共に爆発する。


「ぬおおおお!?」


 その攻撃で体力を赤色までもっていく。


「負けるかー!」


 黒と赤のおらが噴き出し立ち上がる。


「キラー・バーサーク」


 背中のクナイを抜くとより多くのオーラが噴き出す。

 クマのような見た目は一変し鬼の姿に変貌する。


「うおおおおおおおおおお」


 強化された波動が放たれる。

 観戦者の何人かが逃げ出してる。


「どぉ・こぉ・だぁー!!」

「うるさい!」


 異質な気配が途切れる。

 乱入者は肩から腰に掛けて斜めに切り裂かれる。


 圧倒的だった。乱入者は決して弱くなかった。


『な…』


 実況者も困惑してるようだ。


「…ねえ、あなた何者?」


 ヨロヨロ歩み寄ってくるホムラに白夜は答える。


「自分は白霊狐。君と同じ狐さ」


 ホムラはハッとする。彼女もまた金霊狐の職を得ている。この共通点にやっと気づいたのだろう。

続けて語り掛ける。


「それは役職でしょ、本当の名を…」


「ウガーー!!!」


 上半身だけの乱入者が2人に飛び掛かる。恐らく道連れのスキルかなんかだろう。

 だが2人にそれは通用しなかった。


「「黙れ!」」


 お互いのオーラをまとった拳で顔面を殴り粉砕する。

 それはスキルでも何でもない。ただその攻撃は強烈な一撃となった。


「…今は名を出さない。だがいつか時が来た時に」


「!?まって…」


 白夜は瞬歩と不可視の術を使い会場を後にした。


 =☆☆=☆☆=☆☆=


《掲示板》

1無名:昨日の試合を知らないものなんていない。過去にない大事件が起こった!


2無名:いや試合に関してはまだ2回目だろ。大げさだなw


3無名:さてはおぬし、大会の一部始終を見てないな!


4無名:いや、動画でなら見たよ。ゲームであんなことあるんだな。


5無名:いや運営も予想外みたいだったな。


6無名:乱入者の名前「パンドラ」ていうらしいが、一か月アカウント停止になったようだ。


7無名:悪に制裁を!


8無名:まあ、大会めちゃくちゃにしたからな…


9無名:それよりも、あの白霊狐ってさ「狐の放浪者」ってやつと同一人物じゃね?


10無名:それ俺も思った!


11無名:狐の…何そいつ?


12無名:コメントに現れた謎のプレーヤだ。


13無名:謎のって…でもパンドラっていう乱入者は調べれば出たけど

     そいつに関しては情報がないんだよな…。


14無名:まさしく狐の亡霊だな!


15無名:結論がそれでいいのか…



 掲示板は全てこの事件一択になっていた。

 だがこれは始まりに過ぎない。

あくまで趣味で書いた凡人作品ですが、面白いなどのコメント・ブックマークは作者のモチベーションを上げます。


投稿日は、毎週土曜朝5時に投稿いたします。楽しみにしててね(*^-^*)

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