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ゲームは狐と共にあり  作者: フィング
第2章ゲームに慣れてきたころ
12/132

12 調子に乗ると痛い目に遭います

テ、テスト…オワタ(意味深)


(゜-゜)…

 宿題がはかどってしまい、予定より早くログインできた。


「ダンテさんは…ログアウト中か」


 彼が来るまで暇なのでお先にダンジョンへ挑むことにする。

 そこは鉱山都市のすぐ近くにある採掘場だ。

 複数入り口があり、それぞれの入り口には中にいるプレーヤー人数が描かれた石碑がある。


「なんやかんやハイテクだな…あ、1人減った」


 1人でダンジョンに挑むなら、だれもいない洞窟がいい。


「ん?ここはどうだ」


 一番隅に古びた洞窟がある。ただ、石碑が起動してる様子がない。


「どういうことだ?」


 恐る恐る中へ入る。すると奥のほうからカサカサ音がする。


「夜目に限らず狐の五感は便利だな…あ、蜘蛛がいる」


鑑定→『トラップスパイダー』LV15

洞窟に生息する中型のモンスター。

蜘蛛の巣を張り巡らせ、プレーヤーの進行を妨げる。


 確かにそこら中蜘蛛の巣だらけだ。トラップも混ざってる。


「こりゃプレーヤが入ってこないわけだ。つまり心置きなく本気を出せるということ」


 狐の化け皮を解除し()を生成する。

 真意の武具は光の描き方によって形が変わる。最近気づいたことだが。

 むしろ好都合なので特に気にせず、奥へと走って行く。


 この時はまだ、余裕だった。


 =☆☆=☆☆=☆☆=


「…ああ、もう何びきいるんだ!?無限湧きとか嫌だ」


 後悔しても遅い。今は前後から襲ってくる蜘蛛たちの歓迎会が行われている。


 何があったかというと、調子に乗ってたせいで足元を見ておらずトラップでもない穴に落ちてしまった。更にその落ちた先が蜘蛛の巣窟となっており、戻ろうにも戻れないのが今の現状だ。


【守護の宝霊術】も発動しており、すでに最大個数の五個になっている。


「クッソ、じり貧だ[テッテーン]…LVアップのメロディーがうるさい!」


 今やレベル25になっている。

 もう少し余裕があれば、レベル上げサイコーと叫んでいたのに…


『LVが一定値を超えたのでスキルが解放されます』

【ファントム・ミラージュ】

【空歩】

【俊歩】


「…ワオ」


【ファントム・ミラージュ】

身にまとう霊が具現化し使用者の見た目に化ける。

プレーヤと共に戦闘するが、その分身は極めてもろい。

【守護の宝霊術】を消費することで、分身が最大10体まで生成される。

クールタイム=1分

【空歩】

空中に3回だけ足場を作れる。

クールタイム=10秒

【瞬歩】

瞬時に距離を詰める技。

これは水平にしか進めない。

クールタイム=15秒


 苦し紛れに能力を閲覧する。


「もう覚悟を決めるしかない!」


 ファントム・ミラージュを使用し10人の分身が蜘蛛と対峙する、その間に脱出を試みる。


「次に、空歩…!」


 必死すぎて声がかすれる。

 空中を駆け上がり、天井の穴の中に向かって大ジャンプをする。


 その後は壁キックで上がっていき無事外に出られた。


「危ない危ない。危なく死ぬ[ねちょ]…ねちょ?」


 足が蜘蛛の巣に引っ掛かり取れない。


「マジかよ」


 すると穴から蜘蛛がはい出てくる。


「ぐっ…瞬歩」


 瞬歩で無理やりトラップから抜け出す。同時に不可視の術を発動する。

 そのまま出口まで走り、光のさす大地に戻ってこれた。


「出れ…」


 ふと口を押える。不可視の術がまだ発動してるので良かったものの、今の姿でのプレーヤに見られるのはまずい。


(尻尾が9本あるのも悩みどころだな)


 苦し紛れの脱出劇。宝霊術を使う前からも戦っていたため体力はオレンジになっている。

 その代わり、上質な剛糸と経験値をゲットできた。


プレイヤー名【白夜】 職業:白霊狐 LV:16→26+☆1


体力:6→7

筋力:4→6

俊敏:10→13

器用:8→10

魔力:6→8

精神:2


装備:頭=白霊狐の面 体=柔軟な革鎧 

   足=旅人のズボン 靴=軽い靴 

武器:真意の武具[固定]

アクセサリー:1鑑定のイヤリング 2罠発見の目

       3忍者の懐・クナイ 4空白


スキル:ファントム・ミラージュ 空歩 瞬歩

あくまで趣味で書いた凡人作品ですが、面白いなどのコメント・ブックマークは作者のモチベーションを上げます。


投稿日は、毎週土曜朝5時に投稿いたします。楽しみにしててね(*^-^

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