番外編2 今頃の騎士団の話
報告すると、小説を書かなかった期間が長くてスランプ気味です。
ちなみにこれを書いてるのはのは2月の28日の2時くらいですね。それまで書こうとも思えなかった。
ですが、頑張って書き続ける意思は変わらずです。試行錯誤しながら、何度も書き続ければ感覚も思い出せるでしょう。
なので書く予定ではなかった番外その2で許してちょ。
白い壁に青色の旗。青空騎士団の復興はまだ始まったばかりだというのに、もうすべてが終わったかのような達成感が湧いてくる。
現状ギルド本部のベースとなる建物が新築された。失った資金を再び集め直すのには苦労したが、おかげで復興までの大きな一歩が踏み出せたのだ。
それでも、あの大規模ギルドだったころに戻すには何十倍もの苦労が待っている。それを過去に身をもって経験してるのだから断言できる。だからこそマイペースに、気持ちに楽を持って…
「なあ、そうやって紅茶もどきを飲んでくつろぐのもいいかもだけどさ、マイペースすぎじゃないかソーラ?」
座る椅子の背後で、ふて寝しながらもモニターで作業をするグリコ。普段不真面目なあの彼も、度重なる作業にストレスを抱えている様子だった。
「ああ…そうかもだけど、今は少しホッとしたい気分なんだ。ただでさえ復興に追われる忙しい日常に一区切りがついたんだからな」
「でも、まだ急がなければいけないこともあるだろ。ほら、干支軍だって早く集結させないと……」
「まだ全員を雇用できるほど大きくはなっていない。雇用するには施設を大きくする必要があるが、そのためには実績と資金が必要で、それには人手がいる。それを増やせないから、作業のごとくちまちまとダンジョンを往復をして資金を集めなければいけない。長い道のりなのだから、少し余裕を持つのもいいだろ?」
「ところで、干支軍の再集結はいつになるんだ?」
ソーラの言い分を無下にし、質問を投げかえすグリコ。失礼な物言いに、一瞬ピクッと眉間にしわを寄せる。
「……そう話を急かすなよ。えっと、半分はあの駒狐の方で匿ってもらって、もう半分はダンテが面白半分で立ち上げていたあの夜空騎士団っていうギルドにいるよ。まさか、こんな形で活用するとは思わなかったがね」
「たしか第二支部って言ってたところだろ。なんでも職場環境の改善をするチームが欲しいとか言って作られた」
「まあ、そこが青空騎士団の中でも独立した権力を持ってたのが不幸中の幸いで、現に復興の資金や人員の提供、その他もろもろの協力で今も支えてくれてる太い柱だ。おかげで予定よりもスムーズに作業が進んでいて、かつ……」
「で、狐の方は?正直、信用できねーのよな。あの犯罪者グループと手を組んだ奴らだぜ。まだ納得いかねー!」
グリコの感じていることは分かる、なぜなら幼いころからの親友だから。話が長引くとひとたび思えば無理やり話題を変えようとする、彼の悪い癖が今出てきただけだ。
しかし、この程度を許せぬようなら騎士団の団長としての面目が保てないだろう。
「……駒狐の連中は気まぐれだが、至って普通のプレーヤー集団さ。マニアックだが、それでいて実力者の集まりであの狐白…じゃなくて白夜の信用した人物がリーダーを務めているのだからそれほど問題にはならないだろう」
「ところどころヒドイ物言いだね?」
「さあ。でも今頃みんなで仲良くしてるだろうさ」
「確か狐たちと、あのアルケミナ大図書館に行くらしいぜ。さっき意気揚々とメールが送られてたぞ」
「そうか、俺にはそのメール来てないのだが……」
「ついでにあのフォーミラも同行してるみたいだぞ。お前が密かに惚れ込んでる彼女が、ここで知らぬ誰かと親睦を深めるかも……」
「よしグリコ…表出ろ。長い長い作業でストレスたまってるのは分かるがこっちも同じだ。憂さ晴らしっていうなら付き合ってやるよ」
ソーラの手にしていたコップは床で砕け散り、眉間には寄りに寄ったしわから血があふれんばかりの血管をあらわにする。これは相当頭にきていると誰にでもわかる。その怒りをいっそう引き立てる暗い笑みが特に恐ろしい。
「あー、何のことやらサッパリ。まあ、あの人は変な趣味してるし、ソーラと気が合わないってのは分かるけど、流石にフラれた過去があるからってそんな逆鱗になりますかね」
「こいファントム。この可憐なるレーザーで焼き殺してやる」
クリスタルでできた薔薇の花。それはかつて白霊狐と退治した際にも使用した技であり、高威力の大技である。
「ちょっと、まだここ表っていうか室n…」
この騒動で新築同様の騎士団本部にさっそく穴が開いたようだ。その様子を外から見ていた、ダンテは頭を抱え、フレンド覧からグルコが死亡していることを確認し察するのであった。
次回から本気出す。予定




