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ゲームは狐と共にあり  作者: フィング
第5章 変わる変わるその色は
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番外編 あの頃のテストの話し

テスト明けのリハビリをかねた番外編でございます。


どうぞ微笑んで行ってください。

 

 夏休み明けテストというと、ある人にとっては地獄であり、ある人にとっては休み延長を試みる人もいるかもしれない。

 無論あの狐白は別な意味で休み延長を申し出たかったがやめた。だが、どうせ嫌でもあの三人と過ごすことになるのだからと、潔く学校へと赴くのであった。


 その数日後のことである。授業が終わり、全ての答案用紙が返却された。


「さあさあ皆の衆。夏休みテストの結果発表をしようではないか」


「はぁ~~……()()ですか?」


 唐突に話をふっかけてくるのは、煉を筆頭に大介と巧弥の三人だ。いつからだっただろうか、テストの点でマウントを取っては馬鹿にしてくるのだ。

 皮肉なことに、見返してやろうと学習に力を入れるようになったため成績が上がった。


()()だ、そして拒否権はない。答案用紙を取り上げてでも点数を暴いてやるさ。もしや悪い点でもとったn……」


「そんなことない!今日のテストの点は自信がある」


「珍しく挑発が刺さった」


「言うな」


 そんなこんなで、大介と巧弥、煉の三人と狐白のテスト結果を競うこととなった。


「あと、敗北者は自販機の再販されたウンマイジュース奢りだからな。こればかりは正々堂々とだからな」


「ああ、あの自販機で売ってたやつか……嫌なんだけど」


「自信あるんだろ?」


「途端に無くした」


「あそ、じゃあ始めるぞ。第一限目は数学だ」


 煉:76点 巧弥:53点 大介:74点 狐白:98点


「ぼろ負けた。なんだよキュウジュウハチって!」


「言いましたよね自信があるって」


「自信の拾い食いは良くないぞ!」


「何言ってるんですか」


「じゃあ、次は国語の点数発表だ!」


 煉:71 巧弥:60 大介:79 狐白:62


「ひっく!僕より低いじゃん。日本語わかりますか?」


「わかるよそりゃ。確かに読み取り問題とか間違えたけど」


「それ、部分点も入る簡単な問題だっただろ。何でまた?」


「それは………日本文を書き間違がえた、から」


「あれあれ、君もしや日本国民じゃなかった?小学生でもわかるよこれぐらい」


「こればっかりは、そうだな」


「こんなの義務教育だろ。わかれや!」


「もう、うるさい。あと自分より下の巧弥は黙って」


「ぐはっ!俺は義務教育以下の人間だった!?」


「おいおい、そんな変なところでマウントとっていないで、次は理科だ!」


 煉:80 巧弥:74 大介:78 狐白:80


「これはー、競うまでもないな」


「どんぐりだな。どんぐりの背比べだな」


「あー、もう次々。社会」


 煉:62 巧弥:84 大介:68 狐白:70


「「「あの巧弥に、負けた…」けだと!」けだなんて!?」


「そこ三人揃って酷くない?得意教科なんだからこれぐらいとれて当然だろ。まあ、今回の内容は難しかったが」


「次だ次、英語」


「あっ……それは」


 煉:87 巧弥:75 大介:79 狐白「………」


「どうした狐白、早く点数を……」


「やけに三人とも高いですね」


「そりゃ、成績が上がった狐白に圧倒できるのって言ったら英語ぐらいだろ。でどんな点s………」


 気がつけば、鞄を手に取り駆け抜ける影を残し、狐白は消えていた。音もなく駆け出す姿は正しくプロだ。逃げのプロだ。


「逃げた!」


「つか早!ソーラかよ」


「神速の僕を出し抜くとは。ゲームじゃないから当たり前だけど」


 その後、英語の点数がどうであったのか謎のまま月日が過ぎていったという。


 ただ、ゴミ捨て場から名前に消された14点の答案用紙が見つかったとかなんとか。

 みんな成績良いね。私フィングもこれぐらい点を取りたいです(´・ω・`)

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― 新着の感想 ―
[一言] 英語のテスト僕と同じくらいやんけ……何度世界共通言語が日本語だったらと思ったことか……
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