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第1話 -平穏-

★ 遅くなりました。空宙の流星 第2章、開幕です!

この章は短めとなる予定ですが、新たなメインキャラが登場しますので楽しみにしていてください!

それでは第2章も、本編へどうぞ!

 反抗軍による学校襲撃があって以降、俺は単調な日常を過ごしていた。それというのも、襲撃の際に俺を(かば)って大怪我を負ったミィアが、入院することになって家を空けるのは心配だと言い、俺に留守を任せたいとお願いしてきたのが事の発端だった。ミィアが本気で家が心配だったのかはわからない。別の星に無一文で迷い込み、明日の寝床や食い物にすら困っていた俺を、ミィアは気遣ってくれたのかもしれない。しかし、他に行くあてのない俺は彼女の提案に乗り、彼女の家を任された俺はその対価に食べ物と寝床を確保したのだった。

 こうして俺は地球にいた頃の自宅警備員から他宅警備員にジョブチェンジし、今はミィアの家を警備するという名目で一日中ボーッとしている。一応、警備状況の報告とお見舞いを兼ねて、毎日ミィアの居る病院に通っているのだが、することといえばそれくらいしかなく、世界の危機が訪れるわけでもない、ましてや物語の主人公でもない俺は新たに得た日常を怠惰に(むさぼ)っていた。

 このままではダメだ。今はまだミィアの代わりに彼女の家に居るが、ミィアが退院したらその大義名分もなくなり俺は路頭に迷う事になる。だが、優しい彼女のことだ。もしかしたら退院した後も俺を住まわせてくれるかもしれない。しかし貧しい彼女に、ましてや母親が入院していて辛いミィアに、これ以上は迷惑をかけられない。

 とはいえ、この星ではミィア以外に知り合いといえばウォン先生、あと一応ミュウくらいしかいないし、一人で生きていくには金も家もない。どうしたものかと考えた俺だったが特にいい案が思いつかず、とりあえずミィアのお見舞いに行く道すがら街へ寄って何か情報を集めようと、俺はミィアの家を後にした。

★ 今話は少し短い内容になってしまいました。次話からはいつもと同じくらいの文章量になりますのでご安心ください。

孤独なタカくんによる目的のない異星ライフ、第2章の始まりです!

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