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アーク・ホープ  作者: frailty
第一章 始まり
2/7

02



少年が目を覚ますと、そこはベットの上だった


「頭痛がする」

「(まぁあそこに居て、頭痛だけで済むのは十分いい方だと思うよ)」

「え、もっとひどいのあるの?」

「(そりゃーもちろん!)」

「(かつての大賢者は1分も立たない時間をあの空間に滞在したが腕をもが・・・)」


少年は思った僕、いま・・・誰としゃべってんの?

誰もいない部屋で確かに聞こえる声

そして少年は周りを見たが自分しかいない部屋


「(っておい聞いてるのか!)」

「はい!ってあんた誰だよ、どこにいるんだよ!」

「(はぁ?何言ってんの、俺はお前の中に居るよ)」


少年は徐々にあの時の事とこの声を思い出した

自分の胸のあたりを見て話した


「あ、えっとファイアさん?」

「(さんは要らんよ、ファイアでいい」

「分かりましたファイア、聞きたいことがいくつかありますがいいですか?」

「(おう、久々に俺を宿せる者に会えたからな何でも聞いてくれ、知っている物を出来るだけ答えよう」

「ありがとうございます。では、まず何故ファイアは僕の中に?」

「(それは俺の居る場所に来て魔力に耐え、そして俺の名で体に異常を起こしたからだ、それにより宿れると確信した)」

「では僕が居たあの場所はなんでか?」

「(あの場所はお前らの言葉では継承の間と呼ばれるところだ、特定の場所・特定の物・特定の能力を持っている者があそこに行ける、能力不相応の者が行けたとしても継承の魔力に殺されるだけだ)」

「じゃあ僕は何であの場所に行けたの?」

「(具体的になんでかは俺もわからない、だけど行く方法の説明はできる聞くか?)」

「よろしくお願います」


少年はどんな情報でもいいから聞いて理解しようとしていた


「(我々精霊の場所にたどり着くには何個か方法がある、一個めはLV7以上の火魔法を究め聖域に行く事、二個目は聖物を使う事)」

「(火の魔法LV7以上を習得した者は聖域で火の魔法を使うことで継承の間に来れる仕組みだ、聖域は特別な場所にあるため、誰もが探し当てれるわけではない)」

「(あと、今までで3人の賢者が精霊を手にしたことがあるが、どれも・・・話がそれた、それはまた今度話すよ。)」


少年はこう思った

気になるけど・・・

まずはあとの説明してもらおうと


「では続きをお願いします」

「(では続けていく。二つ目は聖物、火の聖物を集め作動させると継承の間に行けることができると言う仕組みだ)」

「(作動方法は簡単火の聖器を身に着けた状態で火の魔法を使うだけ。無論だが精霊を得るにふさわしくない場合は、継承の間の魔力に殺される)」

「ファイア以外にも精霊って居るんだよね?」

「(俺以外に居るぞ、水、風、地とか)」

「なるほどでは一番強いのは誰ですか?」


・・・

聞こえてないのか答えてくれない


「あの一番強いのは誰なんですか?」

「(ん?もう一回言ってくれる?)」


胸が焼けるぐらい熱いやばい、もう聞かないでおこう・・・絶対にもう聞かない

と肝に銘じる少年


「ああ、えっと、肝心な事聞くの忘れてました僕は何故ファイアを宿せたのですか?」

「(それは、継承権だ)」

「継承権?」

「(そう継承権。継承権は基本的に神の恩恵によって授けられる、それは生まれたときや神への信仰心や貢献によって認められた時などに神が授けると言われているが、実際は分からない。継承権を得ても必ずしも継承できるとは限らない、要は適性。それとここまで話したからついでに話すが賢者の血脈と呼ばれる者達が居る、彼らは生まれた時から継承権を持たず継承する事も出来ないが代わりに生まれた時から高い魔力を持っている)」

「継承権と魔法は相性が悪いの?」

「(そういうわけでは無いのだが、その詳細は自分で確かめたらいい)」


「分かりました、では僕はファイアの継承権を持っているのですね」

「(いや、何と言うか継承できることは身体に異常が起きた際分かったが、少年の体に宿ってから分かった事なのだが。少年が持っている継承権は見たことがない、それに高すぎる魔力量を持っている・・・謎だ)」

「謎ですか」

「(でも、一つだけ言えるのはお前はとんでもない可能性を秘めていると言うことだ。)」

「なんだか、腑に落ちないですね。」


少年は気が付いた今何所に居るのかまったく分かってないと


「説明に夢中になってましたがここはどこですか?」


少年は改めて現状把握に努力する

ファイアが答える


「(ここは多分だが王宮だ)」

「え?なんですと!」

「少年が倒れるし、あの草原では誰もいなかったからな、だから俺の聖物が保管されて居る場所にお前を飛ばした、俺の魔力は特定条件でしか回復しないし、使ったら戻らないのに少年に使ったんだぞ!ありがたく思えよ!」


そして、こんな話を続けて居たとき誰かがドアを開けた

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