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短い短編・詩

ひとりぼっちの太陽の歌。

作者: 永森カヲル

自らの放つ光が眩しくて、周りの景色は何も見えない。



皆に見られている事を太陽は知らない。



そばに寄ってきたものは燃やしてしまう。



決して誰にも触れられない、ましてや触れてなんてもらえない。



果たして自分は暖かいのだろうか。



心は暗くてとても冷たい。



本当はとても寂しいんだ。



――そんなことを思っていたって誰にも気づいて貰えない。




遠くで生きる生き物たちは、彼の暖かさを知っている。



もちろん太陽はそんなこと、一滴の雨ほども知らないだろう。



彼へ便りを書くものがいようと、それは決して届かない。



太陽のことを嫌う、モグラが何を言おうとも、それは決して届かない。




嫌われもせず、好かれもしない。


それでも太陽は、ここにある。

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