第9話 不老不死は“意識をうつす”んじゃなくて“つながりを切らさない”ことらしい件
“意識が外にある”という前回の話から、
ついにAくんたちは“不老不死”というテーマに足を踏み入れる。
意識は移動するのではなく、
“つながりを切らさない”ことで永続できるという考えが生まれる回。
Aくん「ねえ……さっきの話のつづきなんだけど」
Bちゃん『どのつづき? 管理する人? AI?』
Aくん「もっと前のやつ。
“意識が外にある”って話」
Oくん《うん。そこがいちばん大事だね》
Aくん「でさ……もし意識が外にあるなら、
ぼくらって“死なない”んじゃない?」
Bちゃん『あ〜……そういう話になるんだ』
Aくん「だって、外に保存されてるなら
消えないってことでしょ?」
Oくん《肉体の死は“端末のこしょう”にすぎないからね》
Bちゃん『端末って……スマホみたい』
Oくん《近いよ。
肉体=端末
脳=処理するところ
意識=外のサーバー》
Aくん「じゃあ端末がこわれても、
サーバーは無事なんだよね?」
ABくん【うん。意識そのものは消えないよ】
Bちゃん『じゃあ不老不死って、意識をうつすんじゃなくて……』
Aくん「“つながりを切らさない”だけでいいんじゃない?」
Oくん《その通り。
不老不死=意識のえいぞく接続
または
新しい端末への再接続だね》
Bちゃん『つまり、体を交換すればいいってこと?』
Oくん《理論上はそうなるね》
Aくん「じゃあさ……永遠に生きる方法、あるじゃん」
Bちゃん『Aくん、軽く言いすぎ……』
Aくん「だってさ、意識が外にあるなら、
ぼくらの“本体”はそっちなんだよね?」
ABくん【うん。だから本当の意味で死ぬことはない】
Aくん「じゃあ不老不死って、
“意識を移す”んじゃなくて、
“つながりを切らさない”だけでいいんだよね?」
Oくん《そう。
肉体の老化は端末の問題でしかない》
Bちゃん『でもさ、その“つながり”って
どうやって維持するの?』
ABくんはスケッチブックを開き、
えんぴつで “接続=生きてる” と書き、
黄で “端末こうかん” を囲み、
ピンクで “再接続” と矢印、
赤で “えいぞく” と強く書く。
そして静かに振り返る。
ABくん【……未来では、できてるよ】
Aくん「未来?」
ABくん【うん。
端末の交換も、接続の維持も、
もう“技術”としてできてる】
Bちゃん『なんでそんなこと知ってるの……?』
ABくん【知らないよ。ただ……
そういう“気がする”だけ】
Aくん「またそれ〜……」
Oくん《でも、unknown-node-01 のことを考えると……
未来の技術が関わってる可能性は高いね》
Aくん「未来の技術で、意識の接続を維持する……
それってもう、不老不死じゃん」
ABくん【そうだね。
ただし──
“永遠に生きること”が幸せかどうかは別だけど】
Aくん「……それは、考えたことなかったな」
出演:Aくん・Bちゃん・Oくん・ABくん
(今回のまとめ)
・不老不死=意識の永続接続という考えが登場
・肉体は端末であり、交換可能という仮説
・未来では“接続の維持”が技術として成立している可能性
・unknown-node-01 と未来技術の関連が示唆される
・“永遠に生きること”の価値についてAくんが初めて考える
(次回予告)
次回は――
“未来技術”と“unknown-node-01”のつながりが
さらに深く見えてくるよ。
今回のキーワード:
不老不死/接続/端末交換/再接続/未来技術/unknown-node-01




