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幽霊は考える葦である。―Post-Mortem Cognitive Entity Analysis―  作者: 猫大。


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補遺1 :怨握りーThe Crawling Whispererー

第五三一二号

怨握りーThe Crawling Whispererー


説明


第五三一二号は日本国内の某廃神社厨房区域で発見されたおにぎり型実体群および、これに関する幻覚・感応現象の総称です。


実態は通常、形状・質感共に一般的な握り飯と区別がつきません。

しかし、観察中に不定期に以下のような異常行動を示す事が確認されています。


・自発的な蠢動(わずかに震える)。


・微細な笑い声、または複数人による囁き。


・対象者の夢中に出現。


音声は常に多重的であり、複数の個体が同時に囁いているように響く。

音響機器を通すと、声の周波数に心拍リズム(約80〜120bpm)が重畳している事が判明した。



発見経緯

20■■年■■月■■日、■■県■■市にある廃神社の厨房で、肝試し目的で侵入した三名の地元住民が原因不明の昏睡状態に陥り搬送された事で発見されました。


その後、全員が意識回復、共通して以下の証言を残している。


「真っ白い空間で、手足が生えたおにぎりが話しかけてきた」

「自分の事をフードロスの怨霊と言っていた」

「『食べろ』、と言われた」

「拒否したら、周りが黒くなって動けなくなり、

無理やり口の中に入ってきた」


このうち、夢の中で当該実体群を摂取したと証言した1名は、覚醒直後に「腹部を食い破られる幻覚」を訴え、直後に死亡が確認された。


現場調査にあたったエージェントが、厨房内の床面にて複数の黒変した米粒を発見。

それらの表面から微弱な脳波パターンに類似した電位が検出された。


これにより当該実体群は第五三一二号ー怨握り(The Crawling Whisperer)として暫定分類された。

おにぎりの説明です。

食べ物の恨みは恐ろしいのです。

残さず感謝して食べましょう。

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