表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/5

無刀流 鉄心「第四章 月下の舞姫」

月光が、血のように赤かった。


鉄心は立ち止まり、瀬戸内海に浮かぶ異様な月を見上げた。文政四年七月七日——七夕の夜。潮見藩の城下町は、まるで別世界のように艶やかな灯りに包まれていた。特に花街の明かりは、夜空を焦がすほどに煌々と輝いている。


風間流水との決闘から十月が過ぎていた。あの血染めヶ原での対決は、鉄心に新たな真実をもたらしたが、同時に更なる謎も残した。村雨丸の呪いを解く鍵——それが天叢雲剣にあるという手がかりを得て、鉄心は西へと旅を続けていた。


「旦那様、お楽しみはこちらでございますよ」


袖を引かれた。化粧の濃い女が、媚びた笑みを浮かべている。花街の客引きだ。


「結構」


鉄心は短く断り、歩き続けた。だが、この夜の花街には、普段と違う緊張感が漂っている。人々の顔に、歓楽の陰に怯えが見え隠れしていた。


「また石になったそうよ」


「今度は紅葉太夫だって」


「月姫様が舞うと、必ず誰かが……」


通りすがりの男たちの噂話が、鉄心の耳に入った。石になる? 妙な話だ。


三味線の音色が、夜風に乗って流れてきた。哀しげで、それでいて妖艶な旋律。鉄心の歩みが、自然とその音の源へと向かった。


***


潮見藩随一の揚屋「月宮楼」の前には、黒山の人だかりができていた。


「月姫様のお出ましだ!」


誰かが叫ぶと、群衆がざわめいた。期待と恐れが入り混じった、異様な熱気が立ち込める。


鉄心は人波をかき分け、前へと進んだ。小柄な体格が、こういう時には役に立つ。誰も気づかぬうちに、最前列まで辿り着いた。


月宮楼の二階の欄干に、一人の女が立っていた。


腰まで届く銀髪が、月光を受けて輝いている。病的なまでに白い肌に、琥珀色の瞳。豪華な打掛を纏った姿は、この世のものとは思えぬ美しさだった。


(あれが月姫か)


道中で聞いた噂によれば、月姫は潮見藩で最も位の高い花魁。その美貌は天下に聞こえ、大名や豪商が競って通うという。だが、ここ数月、奇怪な事件が続いていた。月姫が月夜に舞うと、必ず誰かが石化して発見されるのだ。


「始まるぞ」


群衆が息を呑んだ。


月姫がゆっくりと扇を開いた。紅白の扇が、月光の下で妖しく光る。そして——


舞が始まった。


それは、通常の舞とは違っていた。動きは緩やかなのに、見る者の心を激しく揺さぶる。優雅でありながら、どこか狂気を孕んでいる。月姫の銀髪が舞うたびに、月光が砕けて飛び散るようだった。


鉄心は、異変に気づいた。


(これは……術か?)


月姫の舞に合わせて、空気中に微細な光の粒子が舞っている。それは肉眼では見えないが、三百年の経験を持つ鉄心には感じ取れた。霊力。それも、尋常ではない濃度の。


「あぁ……美しい……」


隣にいた商人風の男が、恍惚とした表情で呟いた。その目は虚ろで、完全に月姫の舞に魅入られている。


危険だ。鉄心は直感的に悟った。この舞には、人の精神を蝕む何かがある。


舞がクライマックスに達した時、月姫の琥珀色の瞳が、一瞬鉄心を捉えた。


その瞬間、鉄心の脳裏に映像が流れ込んできた。


——月の神殿、巫女たちの祈り、封印の儀式、そして……狂気。


(月読命の……巫女?)


古い記憶が蘇る。二百年前、出雲で聞いた伝説。月読命に仕える巫女の一族は、月の力を借りて不老不死を得たが、その代償として正気を失ったという。


パリン。


澄んだ音が響いた。商人が手にしていた杯が、石と化して砕け散ったのだ。


「ひぃっ!」


商人が悲鳴を上げた。見ると、彼の右手が指先から石化し始めている。


「助けて! 助けてくれ!」


だが、周囲の者たちは呆然と立ち尽くすばかりだった。皆、月姫の舞に魅入られ、正常な判断ができない。


鉄心は素早く商人の腕を掴んだ。


「動くな」


小太刀の柄で、石化が進む腕の経絡を打った。気の流れを遮断し、石化の進行を止める。一時的な処置だが、これで時間は稼げる。


「逃げろ。今すぐに」


鉄心の鋭い声で、商人は我に返った。蒼白な顔で頷き、人混みをかき分けて逃げていく。


月姫の舞が終わった。


静寂が、花街を包んだ。そして——


「きゃああああ!」


悲鳴が上がった。群衆の中で、一人の遊女が完全に石化していた。恍惚とした表情のまま、石像と化している。


「紅葉太夫が!」


「また月姫様の呪いだ!」


群衆がパニックになり始めた。人々が逃げ惑う中、鉄心だけは動かなかった。


月姫が、再び鉄心を見つめていた。その琥珀色の瞳に、微かな興味の色が浮かんでいる。


「珍しい方ね」


月姫の声が、風に乗って届いた。鈴を転がすような、美しい声。だが、その奥に狂気の響きが潜んでいる。


「私の舞を見て、平然としていられるなんて」


月姫が欄干から身を乗り出した。そして——


ふわりと、宙に舞った。


三階の高さから飛び降りたにも関わらず、月姫は羽のように軽やかに着地した。打掛の裾が、花弁のように広がる。


「お名前を聞かせていただけるかしら」


月姫が近づいてきた。歩くたびに、銀の髪が月光を弾く。


「鉄心」


「鉄心様……」月姫は名前を舌の上で転がすように繰り返した。「不思議なお方。あなたからは、月の香りがする」


月の香り? 鉄心は眉をひそめた。


「それに……」月姫の瞳が細まった。「死なない者の匂いも」


鉄心の手が、反射的に腰の小太刀に伸びた。


「あら、怖がらないで」月姫は妖艶に微笑んだ。「私たち、似た者同士でしょう?」


「似た者?」


「ええ。永遠を生きる、呪われた者」


月姫が扇で口元を隠した。その向こうで、狂気に歪んだ笑みが見え隠れする。


「今宵は七夕。年に一度、願いが叶う夜」月姫は踵を返した。「もし興味があれば、月が天頂に昇る刻、月宮楼の最上階へいらして。面白いものをお見せするわ」


銀髪を翻し、月姫は月宮楼へと消えていった。


後には、石化した遊女と、呆然とする人々だけが残された。


***


「恐ろしい話でございます」


潮見藩の宿「汐風亭」で、鉄心は女中から詳しい話を聞いていた。齢五十を過ぎた女中は、声を潜めて語った。


「月姫様がいらしたのは、三月前のことでございました」


「どこから来た?」


「それが、誰も知らないのです。ある日突然、月宮楼に現れて……」


女中は怯えたように辺りを見回した。


「最初の石化は、一月前。若旦那様の親友の、商家の若様でした」


「若旦那?」


「はい、藩主様の嫡男、潮見頼親様です。月姫様に惚れ込んで、毎晩のように通っていらっしゃいます」


藩主の息子が関わっているのか。面倒な話になりそうだ。


「他に石化した者は?」


「これまでに五人。皆、月姫様の舞を見た後で……」


女中の言葉が途切れた。戸外から、複数の足音が近づいてくる。


「鉄心とかいう侍はいるか!」


荒々しい声と共に、武装した侍たちが踏み込んできた。藩の役人だろう。


「何用だ」


鉄心は落ち着いて応じた。


「若君の命により、そなたを城へ召し出す」


「理由は?」


「今宵、月姫の元へ参ると聞いた。若君がお待ちだ」


断る理由もない。鉄心は立ち上がった。


「分かった。案内してもらおう」


***


潮見城は、海に面した小高い丘の上に建っていた。


三万石の小藩だが、城は立派だ。海運で栄えた藩らしく、随所に贅を尽くした装飾が見られる。


鉄心は、本丸の一室に通された。


部屋には、一人の若者が待っていた。二十四、五歳。整った顔立ちだが、目の下に隈があり、やつれた印象を受ける。


「そなたが鉄心か」


潮見頼親は、鉄心を値踏みするように見つめた。


「小柄な坊主頭……なるほど、噂通りだな」


「わしに何用だ」


「単刀直入に言おう」頼親は身を乗り出した。「月姫に近づくな」


「理由は?」


「彼女は私のものだ」


頼親の目に、狂気の光が宿った。


「あの美しさ、あの舞、全て私だけのものだ。他の誰にも渡さない」


「石化する者が出ているそうだが」


「それが何だ」頼親は冷たく言い放った。「美しいものには犠牲がつきものだ」


この男も、月姫に魅入られているのか。いや、もっと深い。執着を超えて、狂気の域に達している。


「若君」


襖が開き、初老の侍が入ってきた。


「お時間です。評定が」


「分かった」頼親は立ち上がった。「鉄心、警告はした。月姫に手を出せば、たとえ誰であろうと許さん」


頼親が出て行った後、初老の侍が残った。


「失礼した。私は家老の海野と申す」


海野と名乗った家老は、疲れた表情で鉄心を見た。


「若君も、以前はあのような方ではなかった。月姫が現れてから、人が変わってしまわれた」


「月姫の正体を調べたか?」


「もちろん。しかし、何も分からない。まるで、月から降ってきたかのように、突然現れたのです」


海野は声を潜めた。


「実は、お願いがある。どうか、この怪異を解いていただけないか」


「なぜ、わしに」


「あなたの噂は聞いている。鬼ヶ峠の山賊退治、影隠れの里の妖怪退治……そして」海野の目が鋭くなった。「不死身の鉄心、という名も」


鉄心は無言で海野を見つめた。


「報酬は弾む。いや、金では動かぬか」海野は懐から書状を取り出した。「これを」


書状には、見覚えのある家紋が記されていた。


「これは……風間家の」


「そうだ。風間流水殿から預かった。もし、あなたに会ったら渡してくれと」


風間からの書状? あの決闘の後、音信はなかったはずだが。


鉄心は書状を開いた。


『鉄心殿。天叢雲の手がかりを得た。潮見の月姫を調べよ。彼女は鍵を握っている。流水』


天叢雲剣の手がかり。それが月姫と関係している?


「分かった。引き受けよう」


「ありがたい」海野は深々と頭を下げた。「ただ、若君にはご内密に」


***


月が天頂に昇る刻。


鉄心は月宮楼の前に立っていた。昼間の喧騒とは打って変わって、辺りは静まり返っている。


「お待ちしておりました」


声と共に、小さな影が現れた。十六歳ほどの少女。月姫の禿、陽炎だろう。


「月姫様がお待ちです」


陽炎に案内され、月宮楼の中へ入る。豪華な装飾が施された廊下を通り、階段を上る。二階、三階、そして——


「こちらです」


最上階の、月宮楼で最も豪華な部屋。襖を開けると、そこは別世界だった。


部屋の天井が、すべて水晶で作られている。月光が水晶を通して降り注ぎ、部屋全体が青白い光に包まれていた。


その中央に、月姫が座していた。


純白の着物姿。銀髪を下ろし、化粧も薄い。花魁としての装いを解いた素顔は、より一層この世のものとは思えぬ美しさだった。


「ようこそ、鉄心様」


月姫が微笑んだ。


「お待ちしていました。不死なる者よ」


「やはり、知っていたか」


「ええ。あなたと同じよ」月姫は立ち上がった。「私も、死ねない身」


月姫が着物の袖をまくった。白い腕に、一筋の傷跡がある。


「見て」


月姫が簪で自らの腕を切った。血が流れる。だが——


見る間に、傷が塞がっていく。まるで、時間が巻き戻るかのように。


「三百年前」月姫は静かに語り始めた。「私は月読命の巫女だった」


やはり、そうか。鉄心の推測が当たっていた。


「月の力を借りて、永遠の美を手に入れた。でも……」


月姫の琥珀色の瞳に、狂気の光が揺らめいた。


「美しさを保つには、代価が必要だった」


「石化か」


「そう。月夜に舞い、見る者の生命力を石に変える。それが、私の呪い」


月姫は鉄心に近づいた。


「でも、あなたは違う。私の舞を見ても、石にならなかった」


「不死者は、他の不死者の術に耐性がある」


「なるほど」月姫は鉄心の頬に手を伸ばした。「ねえ、鉄心様。一緒に永遠を生きない?」


冷たい手が、鉄心の頬に触れる。


「二人なら、この呪いも耐えられる」


「断る」


鉄心は月姫の手を払った。


「わしは、呪いを解く方法を探している」


「解く?」月姫が笑った。甲高い、狂気じみた笑い声。「無理よ。呪いは永遠。私たちは永遠に、この姿で生き続ける」


「いや、方法はある」


鉄心は懐から何かを取り出した。小さな勾玉。つばきから受け取った、楓の魂の欠片。


勾玉が、微かに光を放った。


「これは……」


月姫の顔が青ざめた。


「浄化の光……まさか、あなた……」


「月姫、そなたの呪いも解ける。だが、その前に聞きたいことがある」


「何を?」


「天叢雲剣を知っているか」


月姫の目が見開かれた。


「その名を……なぜあなたが」


「知っているのか」


月姫は黙って頷いた。そして、部屋の奥へと歩いていく。


「こちらへ」


月姫が壁の一部を押すと、隠し扉が開いた。その奥には、小さな祭壇があった。


祭壇の上に、一振りの太刀が祀られている。しかし、それは錆びて朽ち果てていた。


「これは、天叢雲剣の……鞘」


「鞘?」


「そう。剣自体は、百年前に盗まれた。残ったのは、この鞘だけ」


月姫は哀しげに鞘を撫でた。


「これがあれば、いつか剣も戻ると信じていた。でも……」


その時、急に部屋の温度が下がった。


月光が、赤く染まり始める。


「まずい」


月姫が振り返った。その顔が恐怖に歪んでいる。


「今夜は……赤い月の夜」


「赤い月?」


「百年に一度、月が血の色に染まる夜。この夜、私の呪いは制御を失う」


月姫の体が震え始めた。銀髪が逆立ち、琥珀色の瞳が赤く光る。


「逃げて……鉄心様……私が……私じゃなくなる前に……」


「月姫!」


だが、遅かった。


月姫の体が変化し始める。美しい顔が歪み、手足が異形に変わっていく。まるで、人と蜘蛛を掛け合わせたような、おぞましい姿に。


『アハハハハ!』


狂気の笑い声が響いた。もはや、月姫の面影はない。


『美しい……全てを石に変えて……永遠の美を……』


化物と化した月姫が、鉄心に襲いかかってきた。


鉄心は小太刀を抜いた。鳴神と稲妻が、月光を弾く。


「月姫、正気に戻れ!」


だが、化物は聞く耳を持たない。八本の足で天井を這い、鉄心の頭上から襲いかかる。


鉄心は横に跳んで避けた。だが、化物の口から吐き出された糸が、鉄心の左腕を掠める。


瞬時に、左腕が石化し始めた。


(これは……楓の時より強力だ)


鉄心は即座に判断し、右手の小太刀で左腕を切り落とした。石化した腕が、床に転がる。


不死の力により、切断面から新しい腕が生え始める。だが、完全に再生するには時間がかかる。


『無駄よ! 全て石にしてあげる!』


化物が再び襲いかかってきた。


その時——


「月姫様!」


陽炎が部屋に飛び込んできた。


「やめてください! これ以上、罪を重ねないで!」


『陽炎……』


化物の動きが、一瞬止まった。


「月姫様、思い出してください。あなたは、美しいものが好きだった。でも、今のあなたは……」


陽炎の目から涙が流れた。


「醜いです」


その言葉が、化物の心に響いたのか。化物の体が震えた。


『醜い……私が……醜い……』


化物は、水晶の天井に映る自分の姿を見た。そして——


『いやあああああ!』


絶叫と共に、化物は自らの体を引き裂き始めた。


「月姫!」


鉄心が駆け寄ろうとしたが、陽炎が止めた。


「これが、月姫様の選択です」


化物の体が、光の粒子となって崩れていく。その中から、元の月姫の姿が現れた。


「鉄心様……」


月姫は、消えゆく体で微笑んだ。


「ありがとう……最後に……正気に戻れて……」


「月姫……」


「天叢雲剣は……京の……陰陽師の……元に……」


それが、月姫の最後の言葉だった。


完全に光となって、月姫は消えた。後には、古びた鞘だけが残された。


陽炎が、静かに鞘を拾い上げた。


「これは、あなたに」


鉄心に鞘を差し出す。


「月姫様の、最期の願いです」


鉄心は鞘を受け取った。確かに、天叢雲剣の鞘だ。これがあれば、剣を見つけられるかもしれない。


***


翌朝、潮見城は大騒ぎになっていた。


月姫が消えたこと。石化していた人々が元に戻ったこと。そして、若君の狂気が醒めたこと。


「まるで、悪い夢を見ていたようだ」


正気に戻った頼親は、憔悴した顔で鉄心に礼を言った。


「礼など、いらぬ」


鉄心は、天叢雲剣の鞘を背負い、城を後にした。


陽炎が見送りに来ていた。


「鉄心様、月姫様は、最期に幸せそうでした」


「そうか」


「呪いから解放されて、やっと……」


陽炎の言葉に、鉄心は頷いた。


死ぬことが、解放。それも一つの答えかもしれない。だが——


(わしは、まだ生きる)


天叢雲剣を見つけ、村雨丸の呪いを解く。それまでは。


「では、な」


鉄心は歩き始めた。


朝日が、瀬戸内海を金色に染めている。美しい光景だった。石になることなく、ただ美しいだけの光景が。


潮見を後にして、鉄心は京へと向かった。


天叢雲剣の手がかりを求めて。そして、自らの呪いを解く方法を求めて。


三百年の旅は、まだ終わらない。


だが、少しずつ、終わりが見え始めていた。


***t


その頃、京の陰陽師の屋敷では、一人の若い陰陽師が古い剣を見つめていた。


「ついに、鞘が戻る時が来たか」


剣は、激しく震えていた。まるで、再会を待ちわびていたかのように。


「天叢雲剣よ、もうすぐだ。もうすぐ、お前の本当の使い手が現れる」


若い陰陽師——安倍晴明の末裔は、不敵に微笑んだ。


全ては、運命の糸が紡ぐ物語。


鉄心と天叢雲剣の出会いは、もう間もなくだった。


第四章 完

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ