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作詞集  作者: 九条明日香
53/57

-Injured Domestic Slave in the Cage-

水を浴びる小鳥は心地良く儚く散った

爪の不快な音がただ響く鉄のCage,,,


不規則な靴が残され人の気配は無くなる

最後のレールを超えたあなたはどこへ行ったの?

汚れた街さえ追われてダビデの星は隠れた

夜汽車に詰められ揺られて最果ての地へ向かった


私には何もすることが出来ず悲しくなるの

それでも神はきっと許してくれやしないのだろう


水を浴びる小鳥は心地悪くそのまま消えて

爪の傷跡がずっと訴え続けるだけ

日々を過ごすその時迫りくる死への恐怖

爪痕さえ隠されて土の奥深くに


寒く震え暑苦しく隣に眠る彼は目を覚まさない

最後の瞬間さえ誰にも看取られずどうして寂しいの

いつかは鳥籠の戸を優しく開いて放って

そのままに放っておいて最果てへは勝手に行くから


私には彼らに伸べる手さえ存在しないのよ

だからそっと心の奥に仕舞って無かった事にするの


血を浴びる兵隊は心地良くムチを打ち

正義強さをすべて履き違えている無知のテーゼ

朝を超えて何もかもが空の身体を眺め

瘦せこけた浮いた背骨に何も思わなくなった


餓えや寒さの果てには必ず解放があると

誰しもが思っていた時に突き付けられた×××と×××


水を浴びる小鳥は心地良く儚く散った

爪の不快な音がただ響く鉄のCage,,,


血を浴びる兵隊は心地良くムチを打ち

正義強さをすべて履き違えている無知のテーゼ

朝を超えて何もかもが空の身体を眺め

瘦せこけた浮いた背骨に何も思わなくなった

心までも鋼鉄の機械に変わっていく,,,

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